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【works】飯能市商店街ポスター作成 1/10

埼玉県飯能市の新型コロナウィルス補助金事業として企画された『飯能がんばる商店街ポスター展』。参加希望店舗50店のポスターを地元のカメラマンとデザイナー5チームがタッグを組んで作りあげるという企画です。
与えられた条件は『お店の人が写っていること』そして『おもしろいこと』の2つだけ。企画からの一切をカメラマンとデザイナーに丸投げ…ではなく一任されます。
私もいちおう元広告ディレクターなので、「任せてください!」と意気揚々に10店舗のポスター撮影&コピーライティングを担当することになりました。

このシリーズでは、そんな状況に追い詰められつつも、奇跡と瞬発力により生まれたポスターの制作秘話をお伝えしようと思います。


それではまず一作目。

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design: 嶋嵜麻央
copy:   赤井恒平
photo:  赤井恒平
記念すべき一件目は「サイクルハウスMIKAMI」さん。
ロードバイクをメインに取り扱っているおしゃれな自転車屋さんです。

◯企画・コピー
ホームセンター等で直せないものもできるし、乗る人に合わせて微調整だってできちゃう凄腕の三上さん。でも「高い自転車を扱っているので入りづらいと思われている」のが悩みとのこと。
そこでコピーでストレートに「どんな自転車でも修理可能」ということを伝えつつ、「ママチャリ」というワードでターゲットを一般の方に絞ります。
さらにビジュアルは本格的な職人そのものにすることで「私の自転車どんな改造を施されちゃうの!?」と感じさせる狙いです。

◯写真
照明機材はストロボ1灯とホワイトアンブレラのみです。
真横より少し手前から光を入れ、右側に影を作ることで立体感とモデルのカッコ良さを演出します。
背景は修理道具、手には誰もがみたことあるスパナと、何に使うのか分からないノコギリを持ってもらいました。


こんな感じで初回は30分ほどの取材で話を聞き出すことができ無事終了。
一つ気になったのは、いつもは取材前にネットで調べてある程度の企画を立てるのですが、飯能のお店はネット上に情報があまりないこと。
ぶっつけ本番で面白い企画を考え続けなくてはならないという状況で、あと9件です。次回以降が恐ろしくなりながら、MIKAMIさんを後にしたのでした。

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