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異国で運転

写真)北海道に居た時、雪に埋まった私の車

運転免許証を手にしてはやうん10年
ついに、アフリカで運転する日がやってきました。

日本での運転事情

恐らく、これを読まれている方の多くは、日本の道路事情をご存知かと思いますが
実際、運転されていない方もおられると思いますので、簡単にご説明します。

自動車であれば、多くの車は右側にハンドルが付いていて、左側の車線を走行します。
たくさんの標識が設置され、情報に溢れています。ほとんどの道路はアスファルトで舗装され、自動車専用道路もあります。高速道路などなど。
二輪車に乗られる方だと、時折現れるマンホールで滑らないかと、ドキッとすることはありませんか。あのマンホールを避けようと思うと、なぜか、上を走ってしまうんですよね。私。
私は日頃、中型のマニュアル車を運転しています。大型自動二輪にも乗っていますし、自転車にも乗ります。移動することが好きです。景色や気候、四季を楽しんでいます。川沿いのサイクリングロードで職場へ向かったり、日本でも、幸せな移動生活を送っています。

南スーダンでの運転事情

今回、仕事で南スーダンに来ています。自分で運転して出勤し、買い物にも出掛けています。マニュアルの四輪駆動車を運転していますが、慣れると意外と楽でした。最初は、こんな大きいの、運転できるかなぁと恐れていたのに。
南スーダンは、右側通行です。私が運転している自動車は左ハンドル。
日本で使用されていたお思われる中古車も、たくさん走っていますよ。例えば、幼稚園バスだったり、商業用の送迎車だったり。
小型の二輪車もたくさん走ってます。あと、真っ黒系のトゥクトゥクですね。三輪タクシー。
時々、道路案内の大きな看板が頭上にぶら下がっていることはありますが、制限速度の標識は見たことはありません。STOPと書かれた「止まれ」の標識はあります。信号機は、近所の大きな交差点で見かけたことはありますが、誰もそれは見ていませんね。そもそも、動いているのやら。
朝から夕方まで、何かと大渋滞が発生することがあります。そこで交通整理のお巡りさんの登場です。あちこちで見かける光景です。笛を鳴らして、手を振っては合図して、忙しく動き回っています。彼ら彼女らがいないと、交差点はたちまち車で埋まってしまい、身動きが取れなくなってしまいます。車同士でスクラムを組んで、本当に身動きが取れなくなるんです。
交差点には、ロータリーになっているところもあります。Round about 「ラウンドアバウト」ですね。ジリジリと徐行し、やがて横からくる車が親切に止まってくれると、通行開始です。お互いの譲り合いのタイミングで、成り立ってますね。

日常の出来事

運転中は、さまざまな出来事に遭遇します。
道路の脇で寝転ぶ犬たち。横断するヤギの群れ。後ろから急に追い越してくる二輪車。
結婚式があると、ピンク色のリボンで装飾された車が列を成して走っていたり。
道路も多くは舗装されているのですが、途中穴ぼこだらけ。注意していないと、窪みを通って、「ガクン」と衝撃が走ります。
大学や官公庁施設付近にも、段(Speed bump)が設けてあって、これも気づかず勢いよく乗り上げると、身体が下から突き上げられます。だって、色が塗ってあるわけでもなく、路面がただ盛り上がっているだけだから。。。
交通整理のお巡りさんの信号をキャッチできていなかったのか、突然お巡りさんに怒られたりなんていうこともあります。なかなか情熱的に怒られるので、一瞬凹みます。一筋縄にはいかないですね。

あとがき

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
とはいうものの、これは首都ジュバでのお話。一歩校外へ出ると平原にナイル川、湿地帯がどこまでも広がっています。所々に村があり、雨季の移動手段はボート、なんていう地域も有りますよ。住んでみたいなぁ。
みなさんにも写真や動画でご紹介できたらと思いますけれども、まだそれは叶いません。いつかそれが出来る日が来ることを、待ち望んでいます。

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