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第4の携帯【楽天】

まず初めに今回これを書くにあたって、以下を参照している。

現在ほとんどの人が携帯電話を所持している。
ちなみに総務省が毎年六月に出している
【電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表】
(2019年6月21日)
によると、携帯・PHSなど合わせて193.6%の普及率になっている。
単純計算約1人当たり2個所持していることになる。


softbank au docomoの三社が従来日本の携帯事業を独占していたが、
先月の3月3日発表された通り、
第4のキャリアとして楽天が携帯事業に参入しました。

このようにして第4のキャリアが誕生したわけだが、
その現実と理想はどうなっているのかを記していく。



楽天mobileとは


まずは楽天と大手三社の比較をしていく。

スクリーンショット (82)

各社の一番容量の大きいプランに関して比較したグラフなる。
細かく内容の説明をすると

softbank<50GB+対象SNS使用放題>
au<無制限>
docomo<30GB/超えた際は1Mbpsで利用可能>
rakuten<無制限 ※楽天回線限定>

大手三社に関しては内容を比較してみると、料金に細かい差はあれど、
使用目的次第ではコスパは同じようになっている。
ただし、楽天の使い放題に関しては現在エリアが限られている。

こちらの色が塗られている部分が現在の使い放題のエリアとなっている。
都心部は比較的利用できるが、郊外に行けば行くほど、使用制限がかかってくるようになっている。
使用制限がかかった場合KDDI回線を使用することになるのだが、
一定の通信量(2020/4/16現在 2GB)を超えると使い放題県外で利用する場合、追加料金が発生してしまう。

スクリーンショット (84)

現在このキャンペーンを行っており、楽天は1年間で300万人の契約を目標としている。しかし、現状基地局数がNTTドコモの2%ということもあり、動画視聴等携帯を使う場所を気にしなければならないということがあるためなのか、
関係者によると、三月末で契約者数は20万人規模にとどまっている。

(ちなみに楽天に行った友人たちはSNS等で機種変更に関して促していたので、これに関係しているのだろう。。。)



楽天の理想

楽天mobileは以下の二つを大きな目標としている。

・1年で契約者300万人
・2021年3月までに自社ネットワークの提供エリアを全国に

1年で契約者300万人

先ほど記した通り申し込み開始から一か月が経った3月末時点で
20万人規模にとどまっている。一年間で考えると、250万人程度となるが、到達できるのだろうか。

・2021年3月までに自社ネットワークの提供エリアを全国に

三月末時点での基地局数は総務省に提出した4400局という計画を三割上回っている。しかしながら前述している通り、現状NTTドコモの2%という数になっている。そして、最終目標が定性的で、全国エリアとはどこからどこなのか、どのくらいの基地局を建てるのか、具体的には示されていない。
一年後どのような規模を目指しているのかは明確に示してほしい。


楽天mobileが掲げる目標を達成したときには、4代キャリアとよばれるようになるだろう。そして、価格だけでなくクオリティまでも目標にある様に極めれば、競合の三大キャリアに追随させないようになるだろう。
それでは何故、このような我々から考えればありえないサービスを提供するのだろうか。
そこには三木谷会長の理想がある。

スマホの画面を取るため

ご存じのように楽天は多くのサービスを行っている。現在ではその事業数は70を超える。(楽天グループサービス一覧 参照)
つまり、自社のスマホがあれば、楽天市場をはじめ金融・旅行などのアプリを標準で搭載でき、現在一億人を抱えるといわれている”楽天経済圏”を更に飛躍させることが可能になる。
 つまり楽天mobileは楽天が今後更に拡大できるかの重要な部分を担っているのである。


今回は楽天にmobileの詳細となってしまったが、
今後我々の生活に何かしら干渉しうるサービスになってくる。
すべては、楽天mobileが第4のケータイとして日本に普及するようになるのかどうかにかかってくるので、今後もこの動きを追っていこうと思う。








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