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日常に根差した言葉は、 届く。

コンセプトやコピーライティングなどを考える時
ロジックや正しさを打ち出すと、説得力のある言葉になる。

そして、ロジックを軸にした言葉を時には
感情や景色といった情景を汲み取った言語化をすると、
心情が描かれた力強い言葉に変わるような気がする。

それに気づいた時、
ロジックを日常に紐づけた言語化こそ
頭と心に残る言葉になるかのもしれないと思った。



理由はシンプルで、日常に根差した言葉だから。


(伝えたい対象や場合によって変わるのは前提として、)
正しさを打ち出したり、
何かを説明するような分かりやすい表現に寄り過ぎると
あまり自分に重ね合わせられない。

言っていることは理解できるし賛成したとしても、
いまいち、自分の身の内に入ってこない状態になる。
つまり、その人自身がその言葉と距離を感じ
頭で理解しても、心で理解していないように思う。

具体例をあげると、個人的に
「うわぁ、、、素敵やん、、、」と思ったのがこちら!

出典:そうだ。京都、行こう。


だから、その人の日常にリンクするような
暮らしっぽい言葉にすることが大切だと思うが
ポイントは、それをどうやって表現するのか。

これに関しては僕自身もまだまだ考え中だが、
今の時点で考えられることは、その正しさが生まれた原体験を突き詰めること。



一言で言い換えると、自己内省。



意識をきちんと自分の中に向けて掘り下げて、
伝えたいこと、何を届けたいこと、
なぜ、自分がそう思ったのか、
そう思わせた時、周りに居た人、自然、建物、空気など
その時の情景に考えを馳せるのだ。

自分が日常を送り感じる、喜怒哀楽を
シンプルかつ端的に表す言葉にしていく。

1人の悩みはみんなの悩みであるように、
自分が感じた事を掘り下げて、あらゆる部分を削ぎ落として
本当に残したい幹が浮かび上がる。

そうしてシンプルにした時
それぞれのバックグラウンドやフィルターなどを持った
別の世界を見ている人たちにも通じる価値観となる。

他の人にも共感されやすい、
つまり自分ゴト、
自身の体験に紐付けて想像できる言葉は、ロジックや正しさだけでは難しい。
かといって、感性に偏るとその人の感情論になってしまう。


感性と理性。



「あー、なんかそれ分かる気がする。」



って感じられるんだと思う。




その人のこれまでと通じ合えるって、良い言葉だな〜。

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