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週間牛乳屋新聞#16(自分に自信があって何が悪いか)

どうも、牛乳屋です!

WeChatで恥ずかしげもなく自作の詩と自撮り写真を上げてる友人を見て、最近言われたある一言を思い出しました。

「君って自分に自信があるんだね」

この表現はたいてい、「自己陶酔してんじゃねーよ」と置き換えることができるのではないでしょうか。

プライド高すぎて人の話を聞かないのは問題です。ただ、僕は自分に自信を持てない生き方よりも、自分に自信を持った生き方のほうが百億倍楽に生きることができると感じています。今回は、大学時代に出会ったおばちゃんとのエピソードを振り返りつつ、自分に自信をもつことの意味について考えてみました。

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北京五輪で涙を流したおばちゃん

私が大学に入学した2008年、日中ハーフの同級生の誘いを受けて、中華料理店で開催された在日中国人の集まりに行きました。そこで、北京オリンピックの開会式の録画を見ながら食事会を行っていました。国旗掲揚と国歌斉唱で会場が静まった後、近くの席にいたおばちゃんが涙を流しだしました。

おばちゃんは日本に約30年在住の日本国籍を取得した吉林省出身の元中国人です。おばちゃんから伺ったところ、日本に来た当初は生きるのに必死だったそうです。早朝にアルバイトをしてから、学校で授業を受けて、放課後は深夜までアルバイトをして生活費を工面していました。日本語が不自由な状態での金欠生活は苦労の連続であったに違いありません。

貧しかった故郷の情景から、世界的なスポーツの祭典を開催できる「大国」になった祖国の姿と苦労を重ねながらも生き抜いてきた自分の姿を見て思いが溢れたのでしょうか。

おばちゃんがどれだけ苦労したかは私には分かりません。ただ、北京オリンピックで発展した祖国を見て自信にみなぎる様子が少し羨ましく思えました。国家の発展なり、スポーツ観戦なり、自分に自信を与えてくれるような要素があれば、そこから積極的に生きる活力を得ることは悪いことではないような気がしました。

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日本国内外で様々な考えを持つ人々と接するなかで、自分に自信を持ち、未来に希望を持っている人は想像以上に多いと気付きました。ところが、日本国内で周囲の人と話すと自分に自信を持っている人が多くないどころか、自信を持つことが自己陶酔しているように捉えられ良くないように言われることもしばしあります。

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SNSを見てると、年収だの、会社だのとマウントを目にすることが多いです。人と比較してしまうと自分より輝いて見える人があまりにも多く、自信を持つことが容易ではありません。

また、人との比較を通して持つ自信は比較対象が変わった瞬間に崩れてしまう脆い側面があります。そりゃあ、ウォーレン・バフェットや李賀誠がSNSでマウントを取ったら誰も勝てませんよ(笑)

好きなこと、得意なこと、過去の成功、自分の故郷など、何かで自信を持てるような要素があるはず。自分の生い立ちを振り返ってみれば、何者かになろうとしなくても、自信をもって生きていけるんだよ!と思っています。振り返る余裕がなければ、スポーツの力を借りて自信を奮い立たせるのも一つの方法でしょう!自信を持てば人生を前向きに、楽観的に考えることができ、心にゆとりができると考えています。


そんなこんなで、WeChatに自作の詩と自撮り写真を上げた友人に対して楽しそうだなと思いつつも、僕はシャイなので友人が多いWeChatではなく、抖音(中国のTikTok)で動画を投稿しました。「いいね」が4個ついたので、今日はなんか良い日になりそうです♪

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