見出し画像

事業経営者リーダーにとって必要な振り返りのフレームワーク

振り返りの方法に悩む

毎年この時期に振り返りを書いているのですが、過去の振り返りを読んでみると、なんか毎回同じこと書いてることに気づきました笑
毎年毎年、インプットが足りないと言ってるという・・・。

ということでなんとなく筆が進まず、どういう振り返りをするといいのか、色々調べたり考えたりしていたら、ISLの野田さんが「ビジネスパーソンにはリフレクション(内省)が足りない」と言っていたことを思い出しました。そこで、改めてリフレクションについて色々と記事を読んでいました。
リフレクションの記事についてはこちら。

荒木:
羊一さんは内省おじさんなんですよね。内省の習慣がまたすさまじくて。

伊藤:
日々振り返りを習慣にしています。なんで内省おじさんになったのか。社会人5年目くらいは全然だめでメンタルもやられて、遅れをとった、追いつかなきゃと感じていました。そこで取り返すためには、同じ経験からみんなが10学ぶときに100学べばいいんだということに気づいたんです。そして100のことをひたすら振り返る。

安宅和人さんと話したとき、成長っていうのは振り返って気づいた数だよねということを彼も言っていました。ぼくもまったく同じ意見です。

上記記事を読んで、「今年1年を振り返って、気づいたことをきちんと言語化すること」、それが年末にやるべきリフレクションだなと感じました。
しかし、これってまあ当たり前のことっちゃ当たり前のことだよなと・・・・。まだまだモヤモヤ感があります。

事業経営リーダーのためのリフレクション・フレームワーク

単純に自分で1年を思い出しながら気づきを書くだけだと、自分にとっては効果が薄いかも、と思いました。なんかすぐ忘れてしまいそうで(笑)
(もちろん、ベーシックな振り返りでも効果のある方が殆どだと思います!自分がイケてないだけだという認識です)

きっと、「来年はもっと本を読もう」といった普通の目標が立てられて、来年の今頃は、また同じような反省を繰り返す気がします(苦笑)
要は、自分の頭の枠組みから離れることができていないわけです。
てことは、より自分自身をストレッチさせて、自分自身の脳内フレームワークを広げないといけない。

より具体的に考えていった結果、自分自身の視座を上げ、視野を広げるためには、事業経営者リーダーになったと仮定して、振り返りをした方がいいのではないかと気づきました。

そのためには、事業経営者リーダーとしてあるべき「リフレクションのフレームワーク」をつくれると楽じゃね?と思いました。
しかし・・・、色々と記事を調べても、イマイチ、いい感じの方法が見つからない。

どうしたもんかなと考えてて、「あ、そうだ、自分自身が目標にしている事業経営者リーダーの本を読んで、その方のレベルと2020年末現在の自分を比較して、ギャップを感じながら振り返ってみよう」というやり方にたどり着きました。

結論から言うと、このやり方はめっちゃいい感じでした。
選んだ本は、三枝匡さんの「ザ・会社改造」です。

日本でも世界でもトップクラスの経営者であり、経営者リーダーとして必要な要素を言語化&網羅していて、さらに厳しい愛のムチをビシバシ振るってくれる三枝さんの本は、振り返りをする上では最適の一冊でした。

「戦略」と「リーダーシップ」の視点でKPTをやってみた

三枝さんの本を読んで、事業経営者リーダーとしてあるべき「リフレクションのフレームワーク」をつくりました。
「ザ・会社改造」に限らず、三枝さんが常に仰っていることって、「戦略」と「リーダーシップ」の2点に尽きます。

この2点、戦略とリーダーシップの視点から、KPT(Keep, Problem, Try)をやってみることにしました。

戦略でいうと、きちんと本質的問題を見出せていたか、その上で骨太な戦略ストーリーを描けていたか、自分なりの自論フレームワークが作れていたか、アウトプットドリブンで働けていたか、といった視点で振り返っていきました。
リーダーシップに関しては、Lead the Selfは当然ながら、重要なタイミングを見極めてハンズオンでやれていたか、経営視点に立って切断力を発揮できていたか、といった視点で振り返ってみました。

上記視点でKPTをやってみた結果、めちゃくちゃ色んな気付きがあり、かつ来年やるべきテーマが見つかってきました。

実際に作成したものをシェアしたいところなのですが、本質に迫った結果、シェアしようがない内容になってしまいました(苦笑)
内容というよりは、このフレームワーク自体がどなたかの役に立てればと思い、画像だけ載せておきます。
ただ、パワポで表をつくっただけですが、個人的にはかなり良い感じのフレームでした。

画像1

まとめ

ここ数年の中では、一番効果的な振り返りができた気がします。
まとめると、こんな感じです。来年もがんばります。

・単純な「出来事の振り返り」だけだと効果は薄い。あるべき姿を前提としたリフレクション(内省)だと効果的
・「あるべき姿」の参考として、目標とする方の書籍を参考にしながらリフレクションをするといい感じ。
・自分なりの「リフレクション・フレームワーク」をつくることができると、めっちゃいい感じ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?