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もうこれで、空海と最澄がごっちゃにならない ~うすあじ日本史①~

空海。

みんな、なんとなく聞いたことある。

真言宗だか天台宗だかのハゲたおじさんだ。(正解は真言宗)

イメージとしては「いっぱいいるハゲのうちの1人」だが、じつはこのハゲがとんだ天才なのである。

どのくらい天才かというと、①15歳から英才教育を受け、②24歳の頃に書いた仏教書が現在国宝になっていて、③若くして先進国・唐に留学(当時の留学は命がけ)、④仏教だけでなく土木技術や薬学まで学び、たくさんの文化を持ってわずか2年で帰国(向こうの和尚さんからべた褒め)、⑤社会福祉にも尽力し(橋を作ったとか)、⑥庶民のための学校を作って(当時そんなものはなかった)、⑦書道がめちゃくちゃ上手かった(こちらも国宝)、という激レアさん。

ハゲとか言って申し訳なかった。

これの何が凄いって、①〜⑦のどれか一つでも行っていれば、歴史に名を残す大活躍だよね。でも本当にすごいやつって何でもやっちゃうので、お手上げである。

「弘法も筆の誤り」の「弘法」って空海のことだからこれもやばい。だって「猿も木から落ちる」で言う「猿」のポジションってことでしょ?「河童の川流れ」で言う「河童」のポジションってことでしょ?とんでもないよね?

ハゲとか言って本当に申し訳なかった。

で、今回何が言いたいのかというと、「空海と最澄がいつもごっちゃになる」というのは、いくらなんでも空海がかわいそうじゃねえか?ということ。

こんだけのカリスマ多才エンターテイナーと、ただのおハゲちゃんを一緒にしないでくれよって話。

これからは、スーパーアメイジング僧侶の空海さまが放つ「真の言葉」真言宗と、まるまるおハゲ星人の最澄ちゃんおすすめの宗教、「てんでなってない台無しの教え」天台宗と覚えることにしようね。

一応、最澄の業績もここに載せておこう。

①17歳の若さにして正式に僧侶と認められる

②空海よりも更に一年早く日本に帰国

③仏教を立て直すための「大乗戒壇」の独立を求めて論争(死後に達成)

④比叡山延暦寺を開いた

⑤最澄の天台宗は真言宗より、有力な弟子が多く生まれた

⑥書道が上手すぎて国宝になっている



最澄さん、ただのおハゲちゃんとか言ってマジですみませんでした。まるまるおハゲ星人ってなんてご無礼を、誠に申し訳ございません。「てんでなってない」宗教だなんて、ほんとは思ってませんから…ごめんなさい、本当にごめんなさい、本当に……許してください…本当にすみませんでした…ごめんなさい…

おしりんまるwwwww