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トラウマケア 第九を聴きながら物想い

本日は、
こはる心理カウンセリング室
の仕事納めの日でした。
お世話になった恩師の先生と
トラウマインフォームドケアの
意義について改めてお話し、
年越のご挨拶をしました。
そして、
その恩師の先生から
音楽の差し入れ。
ベートーベン作曲
『交響曲第九番』

改めて通して聴いていると、
色々と物想いが膨らみます。
トラウマインフォームドケアは、
先日参加した
子ども虐待防止学会にて
学んだばかりです。
そこでは、
個別のケア以前に、
学校や地域、社会といった
ケアシステムの整備が
何より重要であることや、
人物や出来事の
背景にあるものを
見つめる視点を意識することを、
繰り返し学ぶ研修となりました。


年の瀬ゆえに第九。
それだけではなく、
交響曲
という物語の世界に
身を置いてみて気づいたこと。
何章にも渡る調べを
たくさんの人たちが
たくさんの楽器を
奏でて…
そうやって
作られている物語。
やはり、
私は
臨床に結びつけて
連想してしまいます。
危機介入も大事だし、
how-toも身につけたい。
けれども、
大切にしたいのは、
その方のペースに合わせた、
介入の形やスパン。
長期的な支援やつながりのことも、
考えていきたいと思っています。
W先生、
素晴らしい音楽の差し入れを
ありがとうございました。


今年7月にスタートした
こはる心理カウンセリング室は、
ささやかですが、
少しずつ、
心理臨床の場として
定着してきました。
苦しみや痛みを抱えつつも、
自ら語り、
考えて、
話し合ってきた
相談者のみなさま。
このようなカウンセリング
の過程から、
ご自身を支える力が
ついてきていると思います。
みなさま、
改めてになりますが、
ご来室を感謝いたします。
そして、
新しい年も
大切に日々を積み重ねて、
その中で生まれる
色々な思いを
一緒に
お話をしていけたらと
思っています。
今年も大変お世話になりました。
どうぞよいお年をお迎えください。

(20191228記載)

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