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止揚-今までを振り返りこれからを考えること-


私たちにまだできることがある

何をするのがよいかを
照らしてくれる言葉を昨年見つけた


止揚する

ヘーゲル哲学の用語。揚棄ともいう。弁証法的観点から,事物の発展は矛盾対立によって行われるが,その場合一つの要素はほかを否定しはするがまったく捨去られるのではなく,保存されてより高い次元に引上げられ,一新されて全体のなかに組込まれる。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


私たちは批判がうまくなった
足りない部分を見つけるのもうまい


ここがだめだと
ケチをつけるのは容易い


過去から学ぶことの本来の意味はどうだったか
過去の優れた見識を再発見し学ぶ
そして、過去の過ちから学ぶ
それは先人の云々ではなく
自らの過去の振り返りも
含まれているはずだ


止揚する


話題のニュースとして
戦争、事件、事故、汚職の映像が
流れるのを見ていて
あるいは
周知されるべき法案、汚職、実態は
取り上げられていないことに気づいて


これではだめだと
ケチをつけるのは容易い


止揚する


私はこの言葉、止揚を意識し
自分の視座を見失いたくないと
再び確認する


加齢や疲労から、
この視座を簡単に見失って、
乾いた批評家になっしまう不安もある
それは臨床家ではなくなることを意味する


せっかく胸に刻んだ言葉を
自分のものとして保つために何度も書く


止揚する


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