ミニマリスト式超買い物術

この記事について

この記事では、なにおれさんの著書『ミニマリスト式超買い物術』をご紹介します。
本書の特徴をひとことで言うと「無駄遣いしないための本」。
自分にとって本当に必要なものだけを買うための考え方が、分かりやすくまとめられています。

本書は、別記事で紹介した『ミニマリスト式超人生戦略』のシリーズ本です。よろしければ、こちらもご覧ください。

本書からの学び

私が本書から学んだことは、物を買う理由を考え尽くすことで、買い物で後悔しにくくなるということです。
つまり「自分がなぜ物を買うのか、よく考えましょう」という話です。

「そんなの当たり前だよ！」と思われるかもしれませんが、買い物の目的を考えるプロセスが曖昧なことが多い、と著者は言います。

例えば「新しい服が欲しい」のはなぜでしょうか？

新しい服が欲しい理由は、「今ある服に飽きてしまった」「持っている服とは別の色が欲しい」「流行りのデザインの服が欲しい」など、いろいろあります。

新しい服を買いたい理由が「流行りのデザインの服が欲しいから」だとすると「なぜ流行りのデザインの服が欲しいのか」「なぜ今ある服ではだめなのか」などを、掘り下げていきます。

考え尽くした結果、それでも自分に必要だという納得感があれば、満足する買い物になる可能性が高いです。

一方で、買い物の目的が曖昧だと、自分の本来の欲求が何なのかを理解できません。
これでは根本的な欲求が満たされないので「この前服を買ったばかりなのに、また欲しくなる」という状況に陥りがちです。

自分の欲求に耳を傾ける

記事を書きながら、もうひとつ気付いたことがあります。
それは、買い物の目的を考え尽くすことは、自分の心の声を聴くことだという点です。

私がよくしていたのが「ストレス解消」や「自分へのご褒美」のために買い物へ行き、欲しいと思ったら即購入する、いわゆる爆買いです。
そのときはすごく楽しいし、とてつもない解放感が得られるんです！

当時は買い物をすることで、自分をいたわっているつもりでした。
しかし今考えると、いたわるどころか、自分をないがしろにする行動だと思います。
なぜなら「仕事が嫌」「勉強したくない」など、上辺のストレスを消そうとするだけで、本来の自分の欲求を知ろうとすらしていないからです。

買い物の目的を考え抜くことは、自分の根本的な欲求を理解し、それを叶えてゆくことだと思います。これに気づくきっかけをくれた本書に感謝です。

この記事が、自分らしく生きたいと考える方のお役立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。