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ミニマリスト式超人生戦略

この記事について

この記事では、なにおれ さんの著書『ミニマリスト式超人生戦略』について、ご紹介します。
本書では、会社や組織に頼らない生き方を実現するための方法が、具体的にまとめられています。特にHSP(いわゆる繊細さん)が自分らしく生きるためのライフハック術として、お勧めしたい本です。

ちなみに本書は、別記事で紹介した『ミニマリスト式超Twitter術1日1ツイートで人生を豊かにするツイッターの使い方』のシリーズ本です。
こちらの記事では、著者の なにおれ さんの紹介もしていますので、よろしければご覧ください。

本書の概要

本書では、HSP (Highly Sensitive Person) を、共感力と堅実性が高い敏感な人と定義しています。このような特性を、人生戦略にどう活かすかが、本書のテーマです。

共感力と堅実性を活かす

共感力とは「他人の感情や感覚を、自分ごとのように考えられる力」です。
敏感な人が持つ、小さな刺激で豊かさを感じられる共感力を活かし、お金を掛けずに豊かな生活を工夫します。

例えば…
遠くに旅行しなくても、季節を感じながら近所を散歩することに豊かさを感じられる
豪華な食事をしなくても、自作の料理をエンタメとして楽しめる
こんな感じです。

堅実性とは「責任感や真面目さ」のことです。
敏感な人は、責任感が強く真面目であるために、お金を稼げない状況に、とても不安をおぼえます。
会社や組織に頼らない生活にあこがれるものの、なかなか踏み出せない要因として、ここは外せないと思います。「真面目さゆえのリスクへの恐怖」に打ち克つ方法として、リスクヘッジの方法が紹介されています。

例えば…
・お金にたよらない暮らしができれば、生活は破綻しないことを理解する
・会社を辞めるタイミングを見極める
・思ったようにお金を稼げなかった時の行動を決めておく
などです。

本書からの学び

必要な生活コストは、それほど高くない

著者によれば、敏感な人が豊かに暮らすために必要な生活コストは、実はそれほど高くないといいます。
多くの人は、自分の生活コストを高く見積もりすぎているようです。その原因は、最小限の生活コストと娯楽費を一緒くたに考えてしまうことです。

私自身がまさに、すべての支出を一緒くたに考えていた張本人です。
生活コストと娯楽費を混同してしまうデメリットは、節約=我慢という発想になりやすいことだと思います。

生活費マトリックス

敏感な人が理想の暮しに近づく方法の中で、私が特に秀逸だと感じたものが 生活費マトリックス です。

生活費マトリックスは、必要なお金を明確化するツールです。
生活コストを、
①基礎生活費×他力
②基礎生活費×自力
③娯楽費×他力
④娯楽費×自力
の4つに分解し、可視化します。

生活費マトリックスを作ると、生活に最低限必要なお金(基礎生活費)がどのくらい必要なのかが明確になってきます。
必要最小限の支出が分かると、堅実さゆえの「必要以上に稼がなければいけない」という呪縛から開放され、働き方の選択肢が増えてきます。
その結果、自分の理想の生活に近づきやすくなるというわけです。

この記事が、自分らしく生きたいと思う方のお役に立てば幸いです。
長文にもかかわらず、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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