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保育中に使っていた”実況”3場面

この「声の文字おこし」というマガジンは、音声プラットフォーム『Voicy』にて声でお伝えしている内容を文字おこししています。声の方がより温度感が伝ってくるかと思うので、よかったらVoicyでも聴いてみてください。文字で読みたい方は、マガジンのフォローをしていただけるとうれしいです。

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普段記事で読んでいただいている方も、今回は"特に"温度感を感じていただきたいため、よろしければVoicyの方で声でお聴きください。


今回は、『保育中に使っていた”実況”3場面』というテーマでお話しさせていただきたいと思います。わたしはこの3月末まで4年間、保育士として0、1、2歳児の子どもたちと一緒に過ごしてきました。わたしの経験のなかで、みなさんにお届けできることはなにかないかなと思って考えてみたときに、初めの方に浮かんできたのが実況でした。「子どもと関わるなかでの実況ってどういうこと?」って思った方がほとんどかなと思います。実際にわたしが生活のこんな場面でこんなふうに使ってましたっていうふうに、具体的にお伝えできたらなと思います。

「実況ってどういうこと?」「どんな場面で使うの?」っていうのを、今から場面ごとに具体的にお伝えできたらと思います。今回、3つの場面に分けてみました。1つ目が”食事の場面”、2つ目が”着替えの場面”、3つ目が”片づけの場面”です。それぞれ詳しくお伝えしていきます。

まず1つ目”食事の場面”です。
子どもたちはそれぞれの性格とかにもよったり、そのときの気分とか苦手なものとかにもよって、食べる食べないってあると思うんですけど、わたしが実際に食事の場面でつかっていた声かけをご紹介します。

「さあ、今からどれを食べるのでしょうか〜?お肉かな〜?あっ、お野菜かな〜?」

っていう感じで声をかけると、ちょっと子どもたちがニヤッとしたりして、続いてわたしが…

「おっ、〇〇ちゃんはにんじんを選びました、口に運びました〜!」

みたいな感じで実況すると、保育園だと何人か子どもがいるので「〇〇ちゃんが食べてるんだったら、わたしも食べてみよ」みたいな感じで、いい影響を受け合いながら食べてくれることが多かったです。

他には、なかなか見た目で食べないって決めちゃって食べてくれない場面だったとしたら…

「さあ、どんな音が聞こえてくるのでしょうか〜。もにゅっかな?さくっかな?ちょっと聴かせてもらってもいいですか〜?」

っていう感じで、実況というかリポーターみたいな感じで声をかけてみると、「あっ、ちょっとじゃあ聴いててください」っていう感じで、食べてくれたりすることもあります。それでも頑なに食べてくれないときはあるんですけど、もしよかったら食事の場面でつかってみてください。

続いて2つ目の”着替えの場面”です。
着替えって本当1日に何回するんだろっていうくらい、トイレとかも含めるとかなり回数があると思うんですけど、なかなか着てくれなかったり、ちょっとなんかふざけてしまって、なかなか履かないとかっていう場面が結構あるかなと思います。保育園でもめちゃくちゃありました。そのときにどういう声かけをしていたかご紹介します。

「さあ、これからおむつを履くわけですが〜、〇〇くんはどっちの足から入れるんでしょうか〜。こっちの足かな〜?いや、こっちの足かもしれないな〜。」

っていうふうに声をかけてみると、ニヤッとして「あっ、こっちの足から入れまーす」っていう感じで履いてくれるときがあります。あとは、複数子どもたちがいる場合、

「おっ、〇〇ちゃんは今おむつを手に取りました!〇〇くんは足を入れています。〇〇ちゃんは今から"よいしょ〜"の瞬間ですね。せーのよいしょ〜!!!あー!さすがです、さすがです!」

みたいな感じで、盛り上げる感じでするとわたしも楽しくなってきちゃって、子どもたちもなんだか遊びみたいな感じで楽しみながら、みんながちょっとルンルンな感じで着替えを終えることができます。でも、毎回じゃないですよ。わたしも毎回実況するわけでもないし、実況したからといって毎回みんなが乗ってくれるかっていうとそうでもないんですけど、おすすめです。

次は3つ目の”片づけの場面”です。
片づけってどうしてもいつの間にかいろんなおもちゃとかが出てて、まあ保育園だと誰がどれを出したかわかんなくなっちゃってるのに、みんなで自分が出したやつじゃないのも片づけないといけなかったり、っていうことが多いんですけど、おうちであってもなかなか片づけるって気が進まないですよね?大人もそうですもん。わたしも、「あ〜片づけか」ってなかなかテンションが上がることじゃないと思うので、そういうときにできるだけ楽しくできたらいいな〜と思って、よく使っていた声かけです。はい、いきま〜す。

「さあ〜、はじまりました。お片付けです。」

って言ったあとにわたしが先にやり始めるんですけど、

「さすが、なっちゃん!さすがです。早いです、早いです。もう、箱に入れています!」

っていう感じで、自分で自分の実況をして、「さすがわたし!」みたいな感じで言うと、「あっ、じゃあわたしもやる。」みたいな感じで、みんなが乗ってきてくれたりします。あとは、子どもたちが複数人いる場合は、

「〇〇ちゃんが、いまブロックを運んでいます。おっと、こっちでは〇〇くんが、いま箱に入れてくれました。ありがとうございます!」

っていう感じで、いまやっていることをそのまま言葉にして、アナウンスする感じで言うと、なんとなくその場が盛り上がって片付けも楽しくできることが多いかなと思います。

3つの場面での紹介は以上になります。実況をしてみると、いまわたしの声もなんだか楽しい感じで聴こえてたかな〜と思うんですけど、そんな感じでこちら側もなんだか楽しくなってきたり、力が程よく抜けるんですよね。なんか子どもと過ごすなかで、どうしても「早くして欲しい」とか「なんでできるのに〇〇してくれないの」っていう感じで、そう思っちゃう場面はたくさんあると思います。でも、そう思っているときって大人の表情も固くなっちゃうし、イライラ感というか「もう早く!」っていう感じが空気にふわぁっと出てるような感じがするんです。ときどきでもこんな場面で、今わたしが紹介した実況をしてみることで、大人もちょうどよく力が抜けて楽しくなってきて、いつのまにかお互いに楽しい雰囲気で、今からすることをできて過ごせるんじゃないかなと思います。毎回、その場面で実況をするっていうわけにもいかないんですけど、もしよかったら試しにやってみてください。楽しいです。

最後まで聴いていただきありがとうございました。

今回は『保育中に使っていた”実況”3場面』というテーマでお届けしました。いかがでしたでしょうか。いま、聴いてくださっている方のなかに、身近にお子さんがいらっしゃる方も多いんじゃないかなと思います。子どもも大人もお互いに楽しく過ごせる時間が少しでも増えたり、笑顔が増えるきっかけやヒントになれたらうれしいな〜と思います

こはらなつでした〜!それではまた〜!

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