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舘岡誠二俳句集No9 俳誌「海原(令和5年1,2月号)」より

残雪というにはまだ春の遠い東北です。

俳人「舘岡誠二」の作品を毎回ご紹介させて頂いてます(^_^)

今回は現代俳句同人誌「海原」の
2023年1,2月号からです。
作品の投句が三ヶ月くらい前になるので
秋っぽい俳句ばかりですが
お許しください(*^-^*)

大南瓜ポンと叩いて南無仏

ななかまど兵士にいるぞ妻と子が

刈田へと耳の二つをたしかめに

日に一度僧と会釈の木守柿

冬に入る欠伸一つも生きるため

           舘岡誠二

昨日は舘岡誠二の師である
金子兜太先生の命日でした。
5年経ちます。
青春時代を先生の生き様を
垣間見ながら俳句を続けてきた誠二にとって
先生の言葉は生きる力になっているようです。
先生とのやりとりのハガキも100枚以上あります。
金子先生はいつも最後に
「奥さまによろしく」的に書く方でした。
俳人は傍から見れば
金にならないことを
真面目に呆けて集う自由人たちでした。
だからこそ理解ある妻や家族に
感謝しろという意味もあったと思います。

父、誠二は毎日金子先生から頂いた
俳句の額に手を合わせているそうです。
真面目な人です。

舘岡誠二の現在は、
  現代俳句誌「海原」同人
  八郎潟町俳句会「寒鮒」同人

  現代俳句協会 名誉会員
  現代俳句協会全国大会 特別選者

  秋田県八郎潟町在住 

  昭和14年生まれ
  83歳です。

秋田の地方新聞「湖畔時報」を長年、発行しています。

読んで頂いてありがとうございました(^_^)/