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舘岡誠二俳句集No5 俳誌「海原」より

俳人「舘岡誠二」の作品を毎回少しずつ綴っていきます。

今回は現代俳句同人誌「海原」の2022年6月号と7、8月号から

ご紹介します。

(ちょっと季節がずれて冬のばかりなのですが(^▽^;)…)

舘岡誠二の師は故・金子兜太先生です。

舘岡誠二の現在は、
  現代俳句誌「海原」同人
  八郎潟町俳句会「寒鮒」同人

  現代俳句協会 名誉会員
  現代俳句協会全国大会 特別選者

  秋田県八郎潟町在住 
  昭和14年生まれ
  83歳です。

生きれよと冬の我にも風の鰭

雪原に安井浩司の遺墨展

愛しさよ人のかたちの樹氷林

介護士のなりわいで生く冬鴎

滅びゆく武士の情けか潟凍る

酒飲まぬ我と語れり冬木立

老いてなおジャズ聞きたがる冬の僧

反戦を唱え早春師の秩父

生家まで蟻一匹のつづく道

春の虹立ちポケットに薬代

読んで頂いてありがとうございました(^_^)/