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転職成功したとて、まだ逃げたい。


去年の今頃、本当に色々あった。

新卒で入った前の会社が合わなくて精神的に参ってしまい休職。そして退職からの転職。

結果、転職としては成功。(今のところ)
前の会社で一番の重荷となっていた営業ノルマに対しての追い込みと上司からの詰めがないのはもちろん、そもそもそういったノルマすらない、本当に平和な日々を送っている。


そんな私が今日つらつらと書いてみたいのは、
「転職したとて結局ずっとここにいるつもりがない」
ということだ。

どういうことかというと、同じことの繰り返しでしかない日々に焦りを感じているのだ。
起きる→会社に行く→働く→家に帰る→寝る
の繰り返しになんの変化もない。ストレスやストレスからくる体調不良からは解放されたものの、ただただ同じ毎日を繰り返していること自体が変わることはない。

とはいえ、この「ずっとここにいるつもりはない」という言葉は、「いつか辞めてやる!」というのではなく「この日々の繰り返しからいつか抜け出したいな」という薄くてぼんやりとした希望からくるものだ。
辞めてやる、とは今のところ全く思っていない。ただ、仕事仕事仕事仕事〜!みたいになる前になんとかしておきたいのも事実。


私はこういう形の仕事に対して、やりがいがあるかとか楽しいかとかそういうのは全く重視していない。
この間、会社の面談で「淡々と仕事をしているように見えるから、楽しくやってくれてるのかなって思って」と言われた時は、楽しそうに仕事しなきゃいけないの…?嘘だろ…?と思っていたけれど、一緒に働く人たちもそんな楽しみを見つけて仕事しているわけではないことを次の日くらいに知って安心していた。

仕事中心に生きるつもりなど毛頭ないので、そこに楽しさを求める必要を感じないのだ。
自分の好きなことを仕事にすると楽しくなくなってしまうのではないか、嫌いになってしまうのではないか、と思う性分なので「やりたくないことではない内容」ならいいかなと思っている。

以前にネットで「静かな退職」というのを目にしたことがある。
内容は、残業はしない・期待されている以上の成果は出さないというようなものだったと思う。
私もそれに近い、というか、期待されている成果というよりは「給料以上の働きをしない」というのはあるかもしれない。薄給なのに長時間拘束されて、その上で期待されているよりも成果を上げて働こうなんて申し訳ないけれどマジで思えないのだ。

そんな私のような若者、ひょっとしたら多いんじゃないかと思う。

「昔は死ぬ気で働かないと、とか思っていたけど、今はそんな時代じゃないし」というような話を聞いて戦慄したこともあった。
死ぬ気で働く…?絶対しないナァ…。としか思えず、その考えも決して間違ってはいないのだと思うが、これはやはり時代の流れなのだろうか。
そして、仕事の優先順位が今の若者にとってはそんなに高くない、ということを、今の40代50代はどれほど理解してくれるのだろうか。

実際、転職してからほとんど定時で帰っている私であるが、多分仕事終わりにめちゃくちゃ用事あるか、何かしらの理由があって早く帰りたい人くらいにしか思われていないだろう。私は仕事のやりがいなんてどうでもよくて、実際は用事なんてなくてただただ早く家でダラけたいだけなのだが。ま、言うて、やりたくもない残業をするほどの業務量でもないし、指示がなければ帰るだけだ。与えられたことはちゃんとやりきっている。
強いて言うのなら、前職でほぼ毎日付き合い残業していたのが嫌いすぎて残業したら負けだと思っているところはあるかもしれない。いや、あるわ。

いつか、この毎日の突破口が見つかってほしいが、自分で動かないと何も突破口が開かないというのは休職した去年に痛いほど思い知った。
自分の好きなことを何か一つでも続けてみてそれが形になるのが一番いいかな、と思いながら今日も同じような一日を過ごしている。

自分のなりたい自分になれるように。
決して無理はしないように。
ゆっくり自分らしく生きていきたいと思う。


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