見出し画像

優しさは素直に受け取って【休職日記 #5】


現在、適応障害と診断され休職中。

現在、適応障害で休職中。お休みを頂いている間、日記を書いています。(日記の時間軸は故意にずらしいています)


今日は両親の仕事がお休みだったのでお出かけ。

母が「片付け捗ってるし、ラグでも買いに行く?」といったのがきっかけでニトリへ。
車で行ける範囲のところで一番デカいニトリへとお邪魔した。

店内は平日にも関わらず人が多かった。
入店して一番初めに目についたのはクリスマスのオーナメントたち。とても可愛くて癒される。
母が「これ可愛いね〜!」と手に取る。その間、私は雑貨に可愛いと思える心の余裕に感動していた。

とはいえ、今回の目的はまず私の部屋を彩るラグやらなんやらを買うことだ。一旦可愛いオーナメントたちとは別れてラグの売り場に向かった。

ラグを物色し、とりあえず部屋に合いそうなグレーのラグを手に取る。
思ったよりデカいし重いしで(当たり前)、父がカートを取りに行ってくれた。

久しぶりに触れる優しさ。
いや、家族はずっと優しかったけれど、今までは素直に受け取ることができなかった。
それに職場での強い風当たりをそのまま受けてしまっていた私には少しの優しさも身に染みる。もちろん職場でも優しい人はたくさんいたけれど、その優しさを打ち消してしまうレベルで一部の強い風当たりをゴリゴリに受け取ってしまうから厄介だ。

前から何でも一旦自分で解決しようとするクセがあった。
例えばアパレルでアルバイトしていた時に、両手に品出しの商品を抱えた状態で無理やりバックルームの扉を開けようとしたことがあった。即座に後輩の子が気付いてくれて「言ってもらったらそんくらい開けますよ〜」と開けてくれた。優しい…。モテるで君…。
学校でも両手にノート抱えて足で開けるとかやってたタイプだったので「え、あ、アリガトウゴザイマス…」みたいになったのは内緒。

社会人になってからは自分で解決できることなんて少ないと痛感する場面が多かった。
怒り狂う顧客の処理はだいたい上席だし、融資の断りの電話も上席からするし、下っ端は基本あんまりそういう場に立たされることはない。
だからなんだという話であるが、まあやっぱり1人で抱え込むのは良くないと言うことだ。案件の握り込みで事故事例になったケースも数知れないらしく、よく「とりあえず相談しなさい」と言われていた。まあこれは"案件"の話なんだけど。職場のこと相談したら本部の人に鼻で笑われたけど。(えげつない粘着質女なので一生言う)


話を戻そう。

ラグをカートに乗せた後、椅子が見たいと言って椅子コーナーに行った。
というのも、小学生の頃に買ってもらった勉強机をそのまま放置していたので、座席の高さの調整が効かないタイプの硬い木の椅子しかなく、買い替えたいなと思っていた。
本当は机も自分好みのやつを買いたかったのだが、せっかく両親が買ってくれた勉強机だ。それを、えいや!と手放すほど私も薄情ではない。あんまり色も形も好みではないけれど、まあどうにかしたら大人っぽくなるだろと思って今も愛用している。というか両親が買ってくれたものはやっぱり捨てられない。

椅子コーナーで散々座り散らかして吟味し、白くてフカフカのデスクチェアをゲットした。
これまたデカいし重いので父が運んでくれた。

私の個人的なデカめの家具(ラグって家具?)を買い終え、入店して最初に見たオーナメントの売り場に戻ってきた。
「えー、どれがいい?選んで良いよ!」と母。とりあえずミミズクの置物が可愛かったのでそれを指差した。(オーナメントちゃうんかい)

クリスマスかあ…と、去年のことを思い出した。
去年の12月はひたすら精神をすり減らして生きていた気がする。この時から毎日胃が痛い日々を過ごしている私、12月に良い思い出が全然なかった。
あんな精神的に追い詰められていたのに、なぜ毎日出勤できていたのか不思議だ。

結局、父のベットパットやらなんやらいろいろ買ったらお会計が5万を超えた。
高いのかよくわからんが、まあまあ長くなったレシートを見て「買ったなあ…」と思った。


玄関に置かれたミミズクとリスを見ると、優しさをいつでも思い出せるような気がする。


1日前はこちら


次の日はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?