大晦日の朝の殴り書き

コーヒーを淹れてリビングの床に座って、Kindleを読もうかとiPadを起動して、2行読んだところで急に文章を書きたくなった。大晦日の朝。コーヒー熱くて下唇火傷した。

年始に転職を決意して、そしてプロポーズもして、100社以上から不採用の結果をもらいながら続けた転職活動で、自分にも傷つくだけのプライドがあったことを知り、なんとか7月に転職を決め、そこからはあっという間に今日になった。生きてきたなかで、最も人生を動かした年だった。少しは厚みのある1年間だっただろうか。序章と第一章は行間詰めて書かれてて、第二章からは段々と歯抜けになり、最終章は白紙のページもあるような1年間。過ぎてしまえば大層なものには思えないなぁと気抜けするというのが正直な心情。

19歳の夏にはじめての会社を辞めて、地元を出て大阪に行くことを決めたあの日のほうが自分にとっては大変な決断だった。

昨日の夜、本棚の前に座って今年1年読んだ本を眺めてた。小説は少なく、お金の本、時間の本、営業の本、起業の本、どれも自分を強くするための本で、肩肘張ってるなぁ(笑)とちょっと苦笑い。しなやかさが足りなくて、頭でっかちで不器用なとこが本棚に出てる。コンプレックス。

もっと知識がある人に、もっと人を守れる力がある人に、もっと笑顔が朗らかな人になりたい。最近はそんなことばかり考える。20代初期のサイコロ転がして出た目で進んで着いたマスで笑うようなモラトリアム時代は過ぎて、最近は自分に足りてないものにばかり気づくようになった。そろそろステージを上げろと自分じゃない誰かに言われてるような気がずっとする。

30代になったら20代の記憶を8割くらい抜いて、どこかのデータバンクに保存して、閲覧パスワードを年金と同時に受け取れるようにして、身軽になってまた歩きはじめたい。

今年も最後か。この前ラジオで、ん、本だったかな、文章は初めから書き捨てるような気持ちで文章を書くのがいいよと誰かが言ってた。これも捨てるつもりでは書いてないけれど、殴り書きみたい書いてみた。発信できる場所があることに救われる。

今年もありがとうございました。来年の自分に期待だな。

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