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AIによって、どんどん言い訳ができない世界になっている

以前、似たような内容のブログを書きましたが、その気持ちは今でも変わりません。AIの登場によって、「やりたいけどあきらめていたこと」が「できそうなこと」に変わってきました。

生成AIは一部の界隈で批判されることもありますが、「安価でイラストを発注できる技術」として見ると、とても素晴らしいものです。イラストはさまざまな場面で必要とされます。たとえば、音楽を作成してYouTubeに公開する際には、アイキャッチが必要です。しかし、ココナラなどで発注すると1万円以上かかることが多く、初心者が少し練習した程度では見るに堪えるイラストを描くのは難しいです。また、発注する際の人とのやり取りも煩雑で、メールのやり取りだけで1時間以上かかることもあります。

この点、Novel AIを使えば、月額1000円~3000円程度でイラストを発注できます。これにより、今まで煩雑なやり取りに時間を取られていたり、「イラストの準備が…」と思っていた人も、気兼ねなく音楽を発表できるようになります。さらに、音楽を投稿したら自動で曲を分析し、アイキャッチを作成することも可能です。

小説の表紙や挿絵、オリジナルのカードゲームのイラスト、ゲームの立ち絵、個人制作のソシャゲのイラストなども同様に発注できます。権利問題や情勢がクリアされれば、発表作品はさらに増えていくでしょう。現時点でも、こういった使い方はされています。

「アイデアはあるのに人手が足りない」という状況は、あらゆる分野で見受けられます。イラストを例に挙げましたが、音楽や動画、資料収集や情報分析など、情報を扱う分野であればAIの対応範囲はどんどん広がっていきます。これにより、一人の人間ができることが大幅に拡張されます。

これまで、人間の効率化は100%を110%にする程度が限界でした。いくら頑張っても100%を200%や300%にすることはできませんでした。そのため、人を雇ってできることを拡張してきました。やりたいことが一人でできないなら、10人、100人と集団や会社を作ってきました。

しかし、AIの登場によって、一人の人間ができることが拡張されます。例えば、私がイラストを描く時間は10時間かかりますが、Novel AIを利用すれば、promptの作成に30分、イラストの選定に30分、加筆・修正に1時間程度で済みます。これにより、アウトプットが5倍に増えるのです。

もちろん、イラストを成果物とする場合は自分で描きますが、例えば「曲のアイキャッチ用のイラスト」であれば、AIで生成したもので十分です。この辺りは感性に依るかもしれませんが、「自分が一生懸命書いた曲の顔をAIで描いた絵に任せることができるのか」という意見もあります。一方で、「描けない人」であれば他人に描かせたイラストでも良いのか、という問題もあります。

イラストレーターVTuberの事例を見ると、プロのイラストレーターであっても、他のイラストレーターに発注することがあります。彼ら・彼女らが曲を出すときに、自分でも描けるにも関わらず、他のイラストレーターに依頼しています。これが欲しい絵柄なのか、時間の問題なのか、背景はわかりませんが、非常に興味深い現象です。

AIの進化により、一人の人間ができることが劇的に拡張され、今までできなかったことが可能になります。これにより、クリエイティブな作業の効率が飛躍的に向上し、新しいアイデアや作品が次々と生まれる世界が現実のものとなります。AIを活用することで、自分のやりたいことを実現し、言い訳をすることなく挑戦できる時代が到来しています。
これがいいことなのか、ただの大変な時代に突入しただけなのかは、まだ判断しかねています。

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