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何か新しい事を始めるときのヒント

何か新しい事を始めるときのヒント

私は人よりいろいろな趣味があります。
例えば私は去年初めて小説を書き始めました。小説家になろうに投稿して現時点で15万PVを稼いだので読んでくれる人がいる小説が書けたみたいです。

私はいろいろ新しい事を始めることが多いのですが、その新しい事を始めるときに心がけている事を書いてみます。
誰かの参考になれば幸いです。

出来ないことを自覚する

まず大切なことは「新しく始めることは初心者」で「自分は何もできない」という事を自覚することが大切です。

何か新しい事を始める際にほかの分野の事ができるかどうかはあまり関係ありません。
20代だからできるとか30代だからできる、ましてや人生経験が多い50代だから小説が書けるという事はないと思っています。

また、文章を書くことと小説を書くことは似ているかもしれませんが違います。
それに、小説をたくさん読むからと言って小説を書けるわけではありません。

新しい事を始めることが苦手な人はこういった部分を勘違いする傾向にある印象です。

確かに全く小説を読んだことがない人よりも読んだことがある人のほうが小説を書くのはうまく書けるでしょう。
でも、「読むこと」と「書くことを意識して読むこと」は違います。

例えば、あなたの好きな小説の地の分は一人称ですか?三人称ですか?

【一人称】「今日はいい天気だなぁ」。私は外の太陽に目を細めながら部屋のカーテンを開け、暖かい春の空気を思いっきり吸い込んだ。

【三人称】「今日はいい天気だなぁ」とつぶやきながら結衣はカーテンを開けた。窓の外の日光に心地よさそうに表情を崩し、彼女は一つ大きく深呼吸をした。

主人公目線にしたとき(一人称)と神の視点(三人称)は結構印象が変わりますし、多分得意な場面も変わります。
登場人物が多く乱戦みたいなときは三人称のほうが書きやすいですし、心理描写を表現するときは一人称のほうが書きやすいです。
ただ、感情表現を豊富にしたいけど、いろいろ語り手が変わるときは、心理描写を入れながらも三人称で書くみたいなパターンもあるでしょう。

「―――なっ!?」
タクヤは驚きの声を上げる。
―――おいおいマジか…、なんであんな奴がこんな力を…。
タクヤはヒカルの威圧感に押され一歩後ずさる。

タクヤくんはライバルというか、嫌な奴で主人公はヒカルくんでも、タクヤくんの心理描写を入れたい。
そんな時にはこういった表現をするかもしれません。

…と、読んでいてもこういった観点で見る人はあまりいないのではないでしょうか。
小説を読んでいることと書いていることは似ているようで違う、だから小説を書く自分は初心者だと自覚することが大切だと思います。

初心者でできないことを自覚したらどうするか。
タスクリストを作ります。

タスクリストを上から順に全部やる

「どれをやればいいですか?」

よく見る質問です。
初心者がやりがちなこととして、「効率的にやる」ことを考えがちです。そのためよく「どれをやればいいですか?」といった質問が出るのだと思います。

でも、これ、ゲームで言うと縛りプレイです。
一種類の道具しか使わずRPGゲームをクリアするのは難しいでしょう。

ゲームでなくともいいです。
ゴルフで1個のクラブしか使わなかったら?

将棋で1つの囲いしか覚えなかったら?

とても窮屈ですよね。縛りプレイは難易度が高いです。
それに体格、性格(いろいろ並行して進めるのが好きか、一点集中が好きか)、環境(それを日常的にできる環境があるか、ないか)など、本当に人それぞれなはずです。
誰かの成功体験をまねしてもあなたの成功体験ではありません。

こういったことは熟練者が楽しむためにやる楽しみ方であって、「何かを始めようと思った初心者のあなた」は縛りプレイなどするべきではないでしょう。

そこで「これやったほうがいいのかなぁ?」と思ったことを書きだします。
それを全部やりましょう。

「やったほうがいいのかなぁ?」と思うことはたいていやったほうがいいです。
初心者でできないのだから選ぶなんてことをせずに、やったほうがいいと思ったことは全部やりましょう。

この時によくやってしまいがちなのが、行動を止めてしまう事。
大量のタスクを目の前にして「こんなにするの…?」となり止めてしまうこともあるでしょう。

そのため、優先順位をつけます。
難しいタスクリストを作る必要はなく、優先度が高いと思ったタスクは上に差し込みましょう。

内容を見せるのは少し恥ずかしいのでモザイクをつけています。

私はこんなタスクリストをつくって実施しています。

見てわかるように6/26にいろいろ思いついて「わーっと」タスク化したみたいですね。
このタスクリストは書いた順番通りにやらなくてもよいです。大切なもの、やったほうがいいと思うことをリストの上に持っていきましょう。

人間実行できる量は決まっているので書いたものを全部一気にはできません。それに大量のタスクを見るとくらくらします。
そのため上から順番にやっていきましょう。
書いたけど未着手…の様なタスクはたくさんあります。例えば上の画像でも半年以上前に書いたタスクが完了日が埋まらずに残っています。
ここには表示されていないだけで去年書いたタスクも残っています。

ここで大切なのはとにかく行動すること。
「入門書読んだほうがいいのかなぁ?」
「レッスンいったほうがいいのかなぁ?」
「できる人に聞いたほうがいいのかなぁ?」
「YouTubeで動画見たほうがいいのかなぁ?」
思いついたことは基本やったほうがいい事です。
「やったほうがいいのかなぁ?」と思うことを一つでも実行すれば、やらないときよりもできるようになります。

実行するタスクを具体的にする

はじめは「やったほうがいいのかなぁ?」と手探りで入れていたタスクも、少しずつ「何を解決したいのか」という事が見えてきます。

例えば小説で説明すると、はじめは「小説を書くために」何をすればいいか。という結構漠然としたことについて「やったほうがいいのかなぁ?」のタスク化をします。
しかし進めていくと「小説のキャラクターをもっと魅力的に書くために」や、「小説の最後のクライマックスをもっと盛り上がって書くために」「やったほうがいいのかなぁ?」という、目的がはじめよりももっとどんどん具体的になります。

そうするとタスクも変わるはずです。

「小説を書くために」漠然と入門書を読んでいたのではなく、「小説のキャラクターをもっと魅力的に書くために」、例えば漫画や映画といった小説外からも情報を得ようと思うかもしれません。
ソシャゲーとかをやっていても「なんでこのキャラクターは魅力的に見えるんだろう?」といった分析をしながらプレイするかもしれません。
こうすると日常生活を送っているだけで、タスク化として書かなくてもキャラクターの分析が日常的に行われます。

そうすると違うタスクが見えてきます。

でも何もできない初心者のころは「小説のキャラクターをもっと魅力的に書くために」といった具体的な目標を立てることはできないですし、ここでキャラクターとしているものも「小説の主人公をもっと魅力的に書くために」「小説のライバルキャラをもっと魅力的に書くために」と、もっともっと具体的にすることができます。

そして、その時々で必要だと思うタスクは変わります。
人それぞれやったほうがいい事は違いますし、繰り返しになりますが自分自身で「やったほうがいいかなぁ?」と思うことはやったほうがいい事です。

まとめ

何か新しい事を始めるときに「努力」をしようとする人がいますが、これは誤りです。
出来るようになるために必要なのは「努力」ではなく「行動」です。

具体的なタスクを書きだして、1つずつ行動して少しでもできるようになっていくと楽しいですね。

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