ノートに手で文字を書く大切さ

ノートに手で文字を書く大切さ

デジタル大好きっこですが、ノートに文字を書いて考えることは好きです。
本を読みながら整理するときも紙に書いて整理することが多いです。

私はノートに文字を書くよりもキーボードで打鍵したほうが時間当たりの文章量は多いです。発音して文字起こししたほうがさらに早いでしょう。
でも、ノートに文字を書く時間を大切にしています。

真心を込めて書くといったことや、手を動かすことの大切さといったふんわりとしたことではありません。
遅いことが大切なのです。

考えたり整理したりする行為には立ち止まる時間が必要です。
私は多分そこまで思考が早くないので、さらに立ち止まる時間が必要です。

その時間に「手で文字を書く」というのがちょうどいいんですね。
きっともっと思考が早い人はキーボードで打鍵しながらでもいろいろなことを考えることができるのでしょう。

ただ、何かを志向するということについて、量よりもちゃんと考えたかのほうが大切だと思います。

本を読んで5000文字書くことが大切なのではなくて、その5000文字分考えることが大切です。

映画とかも同じだと思います。
映画をみる行為の中には様々な要素があると思いますが、やはり立ち止まって考えるということは大切だと思っています。
映画は2時間拘束されて、ほかの事ができません。その間も、ずっと映像と音楽を観ているわけですが、その途中でいろいろ感情移入したり逆に嫌悪したりと映画以外のことを考えている時間も多いわけです。

この時間が大切なんだと思っています。

立ち止まって考える時間が私たちからはどんどん減っていっています。

映画も1.5倍や2倍速で見ることができます。
この倍速で見たときに、私は映画のストーリー、シナリオ構成などの情報はインプットできますが、自分の中で消化するという時間をなかなか持つことができません。

世の中には素晴らしい映画がたくさんあります。そんな素晴らしい映画をすべて見たいという気持ちはわかりますが、数をこなすのではなく、その映画を観ながら立ち止まって考える時間も大切にしたほうがいいのかなと思ったりします。

文章を書く時、いろいろ考えながら書いています。
ただ、文章量を書けばよいという話ではないと思っています。

例えばnoteに投稿する文章。
毎日20000文字を書こうと思ったとき、いろいろな手段があります。

地道に打鍵し続けてもいいでしょう。
言葉で話して文字起こしツールを使って、修正するという手もあります。
世の中の記事をまねして、一部だけ修正して投稿して文字数を稼ぐということもあります。
20000文字、自分の名義で投稿するだけでいいなら、誰かに書いてもらって投稿するという手段もありますし、今であればChatGPTに書いてもらうという手段もあります。

どこまで抽象化するかという話ではあると思うのですが、「世の中の記事をまねして」当たりから私としては時間の浪費かなと思ってしまいます。

文章を書いてアウトプットをするということには考えて、何か自分の中のもの、情報、もやもやを整理するという役割を持っていると思っているからです。
ネット記事でPV稼ぎだけ目当ての人であればまた違ってくるでしょうが。

話がそれましたが、ノートに手で書く大切さ=立ち止まって考える時間だと思います。

例えば自問自答をし続ける時間ってどれだけありますか？
具体的に言うとスマホやパソコンを触らず考え事をする時間ってどれだけありますか？
一日1時間連続してスマホやパソコンを触らずに考え事をする時間ってどれだけありますか？

タイパや効率も大切ですが、しっかりと考える時間を作るのも大切かなぁと思ったりする今日この頃です。