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デメリットもメリットになると思った話

私はノートに書くよりもPCに打鍵したほうが早く文章を書くことができます。
また、PCに書くと書き直しや、文章量も制限なく行うことができます。
図の挿入や写真の挿入も可能です。
PCで書いたほうが自由です。

一方、この自由さがデメリットになることもあります。
書くことができる量が多いということは特に考えずに書き下していくことができる、つまり情報の取捨選択がノートを使うときに比べて雑になりがちです。

結果として、ノートを使った方がより「書きたい内容を書く」ことにつながります。
時間あたりに記載できる量が限られていますからね。

また、消すこともPCに比べてできません。
いつからかボールペンが主流になったので(最近はフリクションも使わなくなりました)、修正したら修正したまま残ります。
何に逡巡したのか、どういったことを思いかけたのか、そういったことも全部残ります。
これが後から見返したときに思考のヒントになったりもします。

スマホを使った場合もおそらくノートに書くよりも早く文章を残すことができます。
フリック入力を開発した人は本当に賢いですね。

スマホはいつでもどこでも文章を残すことができます。
メモアプリとしてはGoogle Keepを使っています。そのためスマホでもPCでもアクセスすることができます。
電車の中で何かを思いついたとき、歩いているときに何かを思いついたとき、それこそ湯船につかりながら、いつでもどこでもメモを残すことが可能です。

ノートの場合、ノートとボールペンと机と椅子が必要です。
立ってノートに書くのは嫌ですし、お風呂場で使えるノートなんていう際物もありますが、一般的とは言えないのでそういったものは割愛します。

スマホに比べて格段に利便性に劣ります。

でも、だからこそ「よし、これから私はノートに文章を書くぞ」という心の準備ができますし、わざわざそうするという儀式的なプロセスを経てノートに向かうので、多少はまとまった時間を確保して向き合うことになります。

この「隙間時間に何かする」のではなく、「改めて能動的に行う」という行為自体が、現代では貴重なような気がします。

当然ノートのメリットとして挙げたことはデメリットになります。
時間あたりに書くことができる量が少ないので、思考に手がついてこずやきもきしますし、いつでもどこでもは書くことができません。
「あ、いいアイデア!」と思っても鞄の中にノートが入っていないと書けないですし、さらにペンを取り出して、立ったまま雑な字で走り書きして、書きたいこともかけず後から見て「なんだっけ?これ?」となる。そんなことも過去はよくありました。

適材適所ではありますが、文房具という道具が好きなのと、メリットとして生かせる部分も多いので、これからも使い分けていこうと思います。

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