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適応障害だから会社を妥協することはない

「え?それで適応障害になったの?(笑)」

カジュアル面談という名の面接を僕が受けたときに、面接官に言われた言葉だ。

パソコン越しでも、フッというバカにした笑いが聞こえてきた。

その後面接官はこうも言った。

「僕だったらもっと厳しく指導するように頼んじゃうかなぁ。君くらいの年齢なら」

この頃は2社目の面接ということもあり、僕の伝え方が下手だったのもあると思う。

適応障害になった背景を今くらい上手に伝えることができたら、面接官の反応も変わったのかもしれない。

でも、そうだとしても、この言い方はあまりにもひどい。

この面接官は適応障害を何も理解していない人間だった。
いや、理解を示そうとしない人間だったというほうが正しいか。

適応障害は弱いやつがなる病気

そういう考えが骨の髄まで浸透しているような人だった。

しかし、人が足りていないのか、そこまでのアプローチが良かったのか、
「よろしければ次の選考を案内しますけど、どうですか?」と提案された。

2社目の面接で、自分が今後採用されるかわからない。
だから、これはまたとないチャンスなのかもしれない。




しかし、僕は提案を辞退した。

適応障害を弱いやつがなる病気と捉えている人と働きたくないと思ったからだ。

それにそういう人間を管理職として置いている会社もどうかと思った。

その後の僕と言えば、適応障害だった自分を受け入れてくれる会社について、いくつか最終面接まで進み、今はそのうちの1社で働いている。

あのとき妥協しなくて本当に良かったと何度も思う日々だ。

面接は常に対等だ

適応障害のあるなしに関わらず、面接は会社が上、求職者が下と思っている人が多い。

上記のように捉えている人は、面接官にもいるし、求職者にもいる。

面接官は「採用に値するか判断してやろう」と思っているし、
求職者は「どうか採用してください」と思っていることが多いのだ。

しかし求職者が媚びへつらう必要は全くない。

求職者もまた、「この会社が自分に合うか判断してやろう」くらいの気概を持っていいのだ。

面接は常に対等であり、お互いが相性を確認する場所なのだ。

そしてこれは適応障害者でも言える。

適応障害になってすみません、なんて思わなくていい。
適応障害な自分ですが採用してくれると嬉しいです、とも思わなくていい。

適応障害で自分のパフォーマンスを最大限発揮できる場所を考えることができました。だからいい経験でした。

くらい胸を張って良いのだ。

「適応障害になったから転職先は妥協するしかない」とはくれぐれも思わないでほしい。

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