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自信が無い

私は今、音楽系サークルで指揮者という役をしている。

このサークルの楽器は結構マイナーで、高校にも同じ楽器の部活があった。
高校は全国のコンクールもあるくらいなのだけど、私も高校に入学して部活紹介でやっとその楽器の存在を知ったくらいだ。
高校では好奇心でその部活に入った。大学に進学し、高校時代の2つ上の先輩が私が入学したのと同じ大学で、また同じ楽器を弾いている事、同期の同じ楽器の子が他大学でまたその楽器を頑張っている事、そのふたつの決め手だった。

私も大学で楽器を続けることにした。

30万円を超える楽器を買い、(親に一時的にお金を借りているが)これから大学3年生くらいまではサークルにも力を注いで大学生活を充実させよう!と意気込んでいた。

1年生の頃は3.4年生の先輩方のレベルが高すぎて、演奏会でも一番後ろで間違えながら弾いても合奏は綺麗に流れていった。

しかし、今2年生だが、1.2年生だけで行う演奏会では私の代がパートリーダーや指揮者となって演奏会を作り上げていかなくてはならない。

例年よりも練習期間は長かったが、何分このご時世、他大学と合同で行うには色々な制限が多すぎた。

そこで話は戻って、私は指揮者という役をしているのだが、これがまた難しい…!!

高校からかれこれ4年くらい楽器を続けているので、初心者から入った同期よりは高校の部活生活分長く練習しているのだが、経験者で音楽的知識もあるのだからもっとしっかりしてくれ!という空気を感じる。

私にとってこの経験者というレッテルは想像以上に重くのしかかっている。

そもそも指揮者の経験は無いし、タイトルにあるように私の性格は自信なさげでなよなよしているので、指揮台の上に立って皆に指示を飛ばしまくる。
皆本番まで頑張るぞー!おー!! って士気をあげる。
そんな事はとてもしんどくてできない。
が、役目なのでやるしかない。

小学生の時、教室の前方に立たされて皆に向かって意見を言ったり作文を読んだりした。
このみんなの前に立つだけでも緊張と不安から顔が赤くなっておどおどしてしまう事、声が小さくなってしまう事、大学生になった今では少しはマシになったと思っていたが、指揮台の上に立ってみると全然克服できていなかった。

そんなこんなで頼りない指揮者としてみんなの前に経つこと1ヶ月半程、もう、すぐそこに本番が迫ってきた。
この1ヶ月はネットの無料うつ病診断で、うつ病の可能性ありという評価が何度も出てしまうくらい人生の中で割と精神的にしんどかったが、それももうすぐ終わる。

幸い私の曲はそんなに難しくないので楽器2年目の2年生でも弾けている。
本番に何かやらかして演奏が途切れるなんて事は無さそうだ。

何が言いたいかって言うと、どれだけ努力しても元々の性格が大きく影響してやりたい事が上手くできないこともあるということを、今回のサークルの役員の仕事で学べたということだ。

長々と愚痴っぽくなってしまったが、もうこれは受け入れて私のできる範囲内で精一杯頑張ろうと思ったので、これで良しとすることにした。

こんなことを考えていた11月の終わりでした。

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