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N響ほっとコンサートよりズーラシアンフィル

昨日の「クラシック音楽館」の内容が対照的だった。

番組前半は「N響ほっとコンサート」。

厚切りジェイソンさんの司会、上手だったと思うけど、私はクラシック初心者に解説付きのコンサートはオススメしない。

日本人は美術展でも解説パネル真剣に読んだり、イヤホンガイド借りたり、非常に勉強熱心!

私は歌舞伎も好きだけど、イヤホンガイド借りたことないよ。役者のセリフが聞こえないじゃん😅

クラシックも、歌詞のない音楽だけを聴いて感動するのが大事!

以前も書いたけど、私は中学のときの音楽の授業でパヴァロッティの「誰も寝てはならぬ」を見て衝撃を受けて、クラシックに一気に興味がわいた。

それまでは音楽鑑賞会でも寝ちゃってました😅

解説されてわかった気になっても意味がない!

自分でよさを実感しないと。

知識とかいいんですよ、なくても。

解説付きのコンサートは、とにかく知識から入らせようとするからダメ。

N響ほっとコンサートも楽器の紹介とかやってたけど、そんな時間があったら一曲でも多く名曲を聴かせてあげればよいのだ。

プログラムもなんやねん、このテキトーさは😅

「世界ぐるっと名曲の旅」より「2時間でわかる音楽史」の方が企画として面白くない?

時代が偏ってんのよ😅
バロックから古典派、ロマン派、国民楽派、近代、現代、満遍なくやれっつーの。

同じ教養プログラムでも、音楽史がわかるコンサートの方が面白くないか?

でも不思議とないんだよねぇ😔

モダンオケでバッハを聴かせるのに抵抗あるからじゃないのかな。どうでもいいよ、そんなこだわり😅

そんな「お子様ランチ」的なコンサートとは打って変わって、番組後半にやった動物の着ぐるみを着たズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団のコンサートははるかに本格的!😆

ズーラシアンブラスは知ってたんですけどね。オケもあるのは知りませんでした。

こんな感じのステージで、見様によってはシュールだが、「どうしてオーケストラの人は楽しい曲でも怖い顔で弾いてるの?」とクラシックを聴かない人によく言われたりもするので、この被り物はナイスアイデアだと思う。

「どんぐりころころ」にいろんなクラシックの名曲を混ぜた高橋宏樹さんの冗談音楽?、面白かった!

初心者にとってクラシックの曲が飽きる一番の理由はその長さ!

私はマーラーやブルックナーのつまみ食いコンサートがあってもよいと思う。
というのも、マーラー聴いてみようかな〜とせっかく興味持ってもらっても、最低1時間以上辛抱してもらわないといけないわけじゃない😅

マーラーの全交響曲の聴かせどころを10分ずつくらいで紹介するコンサートがあってもいいと思うんですよ。

ズーラシアンフィルは「威風堂々」とか短い曲を全曲演奏するのもやってたけど、「どんぐりころころ」でたくさんの名曲の聴かせどころを抜粋して紹介してたのは感動しましたね。

プロの技だ!と思いました。

解説付きコンサートより、こういう音楽の力に任せるコンサート、音楽の力を信じるコンサートの方が断然好きです。

私は独身ですが、自分が子供がいたら絶対ズーラシアンの方に連れていきたいなと思いました。

まず、率直に楽しいです。着ぐるみですけど、音楽は全然手抜きなくて真剣。
やっぱり初心者や子供にこそ、本物の音楽が必要です。

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