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私の好きなNHK大相撲実況アナウンサー

私は相撲が好きだ。国技館でも2回見てる(たまたま稀勢の里の現役最後の相撲も見れた。コロナ禍前だったのでいろんな力士の名前を叫びました😅)。

相撲のいいところは……

①ダラダラ見れる

「勝敗の9割は立ち合いで決まる」と思うので、立ち合いの直前から見てればいい。ダイジェストだと蹲踞(そんきょ)の状態から始まることが多く、どちらが先に腰を下ろしたかなど細かいことがわからない。
サッカーだと目を離した瞬間にゴールが決まることがあるが、相撲は野球以上にのんびりしてるので家事をしながら見るのでもいい。

②真剣勝負のオードブル

総合格闘技や柔道同様のガチンコの格闘技が短時間で次々と見れる。
力士によって個性はさまざまなので、その違いを楽しむのもよし。

③お客さんの反応が楽しい

相撲の主役はひょっとしたら観客かもしれない。
向正面の大勢の顔が力士の動きに合わせて目まぐるしく変わっていき、勝負が決まったときの「やった!」「やられちゃったかー」という何ともいえない表情がたまらない。
お客さんのリアクションがなかったら相当寂しいスポーツになるだろう。

さて、本題に入る。

推しの力士を作るのが相撲を好きになるコツだが、NHKの実況アナウンサーも個性がそれぞれあって面白い。
今日は私の推しのアナウンサーを紹介します。

実況アナもさまざまなタイプがいる。6つに分類してみた。
熱血系、落語系、バランス系、端正系、マイペース系、オーソドックス系である。

ちなみに私が好きなのは熱血系と落語系(以下の写真はネットから拾いました)。

実況アナ6タイプ

Ⅰ 熱血系

①太田雅英

太田さんの実況はもう手に汗を握るというか、相撲ファンの心理を代弁しているかのよう。
相撲が長引いたときのハラハラドキドキや勝負が決まったときの「やったーー!!」感が一番味わえるのがこの人である。
「永遠の相撲少年」と呼びたくなるような、相撲好きの原点を感じさせてくれるアナウンサーなのだ。

②大坂敏久

この人も熱い実況ぶりだが、ややハスキーな声質が特徴で癖になる。
生真面目な方でいじりやすいのか、北の富士が羽目を外して変なことを言い出したりもする。

Ⅱ 落語系

③吉田賢

「ベテランの味」と言うしかない円熟の語りの芸。
たまに言い間違いや勘違いもあるが、それで慌てることはなく、常に堂々としている。
安定感がある。相撲の生き字引みたいな雰囲気がある。
この人の実況や親方との会話を聞いてると落語や漫談を聞いてるかのように心地よい。
勝手な想像だが、アナウンスの勉強として相当落語を聞かれた経験があるのではないだろうか。

④藤井康生

もうNHKはやめてしまったが(今はAbema TVで実況?)、かつて私にとって相撲実況といえばこの人だった。
きちんと物申す人でもあった。白鵬が嘉風との一番で、立ち合い不成立と勘違いして脱力してあっさり寄り切られたのに納得せず、土俵下から長いこと上がろうとしなかったときに「これはいけません」としっかりたしなめていたのが藤井さんらしいと思った。
当時の立行司、先代の式守伊之助も土俵上で正面を向いたまま微動だにしなかったが、今の伊之助にそれが期待できるかしら……😅

Ⅲ バランス系

⑤三瓶宏志

三瓶さんは安定感あるので、天覧試合とか大事な日に実況を任されてる印象があるが、私はやや苦手である。
というのは、理知的すぎて、興奮が味わえないからだ。
熱血系に限らず、落語系の二人にしても勝ったときの「やった!」感は十二分に味わえるのに、三瓶さんは常に淡々としているので興奮に酔えないのだ。
とはいえ、抜群の安定感はあるから大事な場面を任されやすいのだとは思う。

⑥佐藤洋之

この人もわりとバランスに長けているが、三瓶さんほどクールな感じはしない。
佐藤さんも北の富士からよく冗談を振られてタジタジになっている印象がある。
北の富士を機嫌よく喋らせることのできるアナは芸達者と言えるだろう。

Ⅳ 端正系

⑦沢田石和樹

最近見かけないなと思ったら、現在沖縄放送局らしい。
相撲実況のローテンションアナだったから、本人の希望による異動でないならさぞかしがっかりされているのではないか。
この人と、逮捕されてしまったFアナが落ち着いた端正な語り口という印象である。

Ⅴ マイペース系

⑧厚井大樹

厚井さんは真面目な方なので、解説の親方が冗談を言ったりするとリアクションに困っている印象がある。
話を振るときに毎回きっちり「○○さん」と呼びかけるのは、おそらく以前は唐突に話しかけて「え?」みたいな反応が多かったせいだと思う。
とはいえ、律儀に呼びかける「○○さん」が実況の心地よいリズムをやや乱している気もする。

他のアナは目立った個性はないので、オーソドックス系とした。

お顔だけ載せておきます。

Ⅵ オーソドックス系

他にもいるかもしれないが、Wikipediaの相撲アナウンサー一覧の中でよくお名前を見かける人について紹介しました。

実況アナはあくまで黒子なので個性が強すぎると耳障りになるが(行事の木村晃之助みたいに)、みんながみんなオーソドックス系だと物足りなさを感じるのも事実。

実況アナや解説の親方の違いも意識すると相撲観戦がより楽しくなりますよ😊

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