英語学習の指針(または机上の空論)

以前のnoteにも書いたとおり、学歴コンプレックスを残したまま大きくなった物体なので、学生時代の参考書やら辞書やらが、捨てられずに残っている。

ろくすっぽ使われもせず、しかし捨てられることもなく、ただ部屋の隅で埃を被っている参考書たち、あまりに可哀想ではないだろうか。
私の英語に対する燻った感情と、それらの参考書たちを成仏させるために、改めて英語の学習をしようじゃないか! と、思い立ったので、ここに記録しようと思う。(気象予報士試験の都合もあるので開始するのは1月下旬からだけど)


#杜口康と英語の関わり
・幼少期のほんのわずかな間だけ英会話教室に通っていた。
・中学に入ってからは、ほんとうに、ほんとうに英語が苦手で、にもかかわらずプライドだけは一丁前に高かったから、基礎からやり直すことをしなかった。
・大学以降、1回生の一般教養の授業以外で英語と関わることはなく、英検やTOEIC、TOEFLの類いもひとつとして受験したことがない。
・したがって学び直しの機会もなく、現在の英語力は「中学英語もあやふや」と判断される。


#到達目標
・英語だけで書かれたWebサイトを見ても「ウッ」となって失神しない。
・辞書さえあれば原書が読めるようになる。
・積極的に話せるようになる気はないが、多少の聴き取りや作文ができるようにはなりたい。

さほど高い目標ではない……はず。
何もできないくせに、いや、何もできない現状であるからこそ、一丁前の事を言うと、「良いとされる方法をいろいろ試してみる」よりも「スタートとゴールを把握して、練られたひとつの方法を信じて行う」方が身になると思うんですよね。
というわけで、ロードマップをここに記して、それを遂行してみようと思います。
いつかどの程度身になったか測るために、TOEICの受験もしてみるかも。


#1 英語文法編:1ヶ月

・『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版』(山田暢彦,学研プラス)

・『大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】』(大岩秀樹,ナガセ)

・『英文法入門10題ドリル』(田中健一,駿台文庫)

・『英文法基礎10題ドリル』(田中健一,駿台文庫)

まず1ヶ月で基本的な文法事項を叩き込む。
並行して『NHKラジオ英会話』も行う。


#2 リーディング編:5ヶ月?
『英語リーディング教本: 基本からわかる』(薬袋善郎,研究社):2ヶ月?

・『ビジュアル英文解釈』(伊藤和夫,駿台レクチャー叢書):3ヶ月?

伊藤和夫先生と薬袋善郎先生は、そのアプローチの仕方から「両極」と扱われたりしているが、せっかくなのでその「両極」をどちらも実践してみたいという気持ち。(あとビジュアル英文解釈の被った埃を払ってあげたいという気持ち)
また、國弘正雄先生のいう「只管朗読」も実践したい気持ちはあるものの、「あれこれ手を付ける」ことに繋がる恐れもあり、こちらはちょっと検討。
『NHKラジオ英会話』も同時並行。

#3 スピーキング・リスニング・ライティング編:半年〜?
・『英語のハノン(初級/中級/上級)』(横山雅彦・中村佐知子,筑摩書房)

・和文英訳の修業

ある程度基本的な土台ができたら、あとは「聴くこと」「話すこと」「書くこと」「読むこと」を、毎日少しでも続けることが肝要、だと思います。

『英語のハノン』で「聴くこと」「話すこと」を実践しながら、『和文英訳の修業』で「書くこと」を、あとは関心のある分野の任意の原著などでを「読むこと」を、少しでも続けていけたらナ、と思っています。


……うーん、なかなかにハード。
古典的な学習法と最新の学習法のハイブリッドという形になりました。
どこまで実現できるか、どこまで英語の力を伸ばせるか、2024年の杜口に請うご期待です。


参考
陰glish BLOG(https://introvertenglish.net)
国際法を学ぶ者のためのフランス語学習資源(http://www.hamamoto.law.kyoto-u.ac.jp/francais.html)
最難関大英文法(https://www.zkai.co.jp/wp-content/uploads/sites/18/2020/08/19141844/2020_E3MA_web.pdf)



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