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人がたくさん死んだ。祖父に聞いた戦争とロシアの話。

こんにちは、キラです。

ロシアとウクライナの戦争が大変なことになってますね。


ロシア…ということで、僕は祖父に聞いた戦争の話を思い出しました。

なので今回は、戦争の話。


僕の祖父は、第二次世界大戦でシベリア抑留を経験した人でした。

僕はじいちゃん大好きだったので、亡くなる前に戦争の体験談をよく聞いてました。


じいちゃんは、生命維持に必要な岩塩だけ渡されて、それを時々舐めながら、凍った地面をツルハシで彫ったり、いろんな仕事をしたそうです。

その体験談で印象に残ってるものを書きます。


体験談で一番印象的だったのは「朝の習慣」。

起きたらまずやるのが、生存者の確認です。


励まし合うためじゃありません。

自分が生きるため。


死人の衣装や持ち物をもらい(悪く言えば剥ぎ取り)、遺体を早く埋葬して衛生状態の悪化を防ぐためです。

自分に与えられた衣装だけだと凍えるので、何枚も重ね着していたとか。


食事について。

生命維持のための岩塩のほか、与えられる食事はロクなものがなかったとか。

なので、労働の合間に見つけたヘビを捕まえて食べることも多かったそう。


じいちゃんは「ヘビは硬いけど鶏肉みたいでうまい」と。

僕もヘビは(香港/カンボジア等で)何度か食べたので、「わかるわかる」とw

(ヘビは焼いても揚げても硬いです。サソリも硬かった…。カエルはだいたい美味いです。カンガルーは臭い!カイコはエビせんみたいな味で揚げるとさらに美味。ジャコウネコのウンチコーヒーは意外と飲み口スッキリ。こないだドジョウ食ったんで、次はワニに挑戦しようと思ってます)


結局、じいちゃんと一緒に居たかなりの数の人が死んでしまったそうです。

埋葬も満足に行えず、死体から出たガスが燃えるのか、青い「鬼火」が見える日もあったそう。


じいちゃんはとにかく生き残り、そのおかげで今僕が居ます。

その他、体験談は、どれも悲しくて辛い話ばかり。


そんな戦争の話を、祖父母からよく聞いていた僕は、それを思い出しながら世界の今の状況を残念に思っています。

もちろんこれは「ロシアが悪い」とかそういう話でなく、「戦争はダメ」という話。

どんな理由であろうと、戦争は絶対に反対です。


戦争世代に話も聞ける我々だからこそ、

ひとつひとつ、ちゃんと声を発するべきだと思います。


今、おじいちゃんおばあちゃんがまだ生きている人は、ぜひ彼/彼女の話をしっかり聞いてみてください。

そして一緒に、「戦争反対」「人を殺すな」という当たり前のことを、一人ひとりがちゃんと言い続けていきましょう。


そんなわけで今回は、祖父に聞いた戦争の体験談の一部でした。

明日も、よい人生とよい旅を!

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