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【公務員の転職】転職して1年が経ちました

久しぶりの投稿になります。
今回は「転職して1年経過」した振り返りをしてみたいと思います。
公務員を辞めて民間企業に転職してちょうど一年、
客観的な変化と、自分の中での考え方の変化のようなものについて書いてみたいと思います。

それでは早速…!

働き方の変化

まずは客観的に比較しやすい働き方(労働時間や勤務形態)について自身の実態ベースで比較してみます。

公務員時代

  • 原則出社(コロナ渦除く)

  • 定時は9:30~18:15(休憩12:00~13:00)

  • 労働時間は240~260時間/月(残業分のみ抜き出すと80~100時間/月)

  • 休日はカレンダー通り

  • 有給取得は1日/月

転職後

  • 原則テレワーク(いくつかある拠点オフィスへの出社やZXYなどのサテライトオフィス利用可能)

  • フルフレックス(決まっていないが大体10:00~17:00くらいが実質的なコアタイム)

  • 労働時間は150~170時間/月(残業分のみ抜き出すと0~10時間/月)

  • 休日は土日祝+お盆シーズンが一週間程度、年末はクリスマスイブあたらいから休み

  • 有給取得は2日/月※義務として取得しなければならない有給が7日/半年×2ある

ざっと箇条書きにしてみましたが、
まとめると働く時間と場所の自由度は圧倒的に上がりました。
また労働時間は公務員時代の6割くらいに圧縮されました。


仕事の負担感(負荷)

次は仕事の負荷について振り返ってみます。
なかなか客観的な比較や評価がしにくい部分ではあるのですが、私が感じた違いを書いてみます。

公務員の仕事の負荷

まず公務員時代の仕事の負荷、大変さみたいなところについて振り返ってみます。
最も特徴的なのは「量」だと感じています。
公務員時代を振り返ってみると、基本的な事務処理や問い合わせ対応等をこなしながら、とにかく納期の短い仕事をいくつもさばき続けなければならないという大変さが思い起こされました。
最後にお世話になった上司が「ジャグリング」と表現していたことは「言い得て妙」だと感心しました。
※ちなみにこのジャグリングスキルは今の仕事や家事育児でも生きています(笑)

さらにここに重層的な決裁プロセスや起案などの手続きコストが合わさるとかなりの負荷です…。

現在の仕事の負荷

公務員時代のように、とにかくMUSTな仕事次々と発生して忙殺される…
という負荷はありませんが、
現在の仕事では「自分の頭で考え抜く」「当事者意識・責任」という質的な負荷が上がったと感じています。
自分が半期ごとに取り組む案件やプロジェクト、その中での自分の役割のようなものがある程度明示された上で、その半期中に自分の仕事をどういう状態まで持っていかなければならないかというミッションが明確化されているので、それを達成するためにどういった方法で、どのようなスケジュール感で自分のタスクをこなしていくかということを自分の責任の中で決めて実行していくというプレッシャーがあります。

転職して1年…、仕事への向き合い方の変化

ここまで転職前後の変化について、労働環境的な視点で比較してきましたが、
最後にこの1年間で感じた自分の中での仕事の向き合い方への変化について書いておきたいと思います。

職場は単なる「場」である

転職というプロセス自体を経ての変化かもしれませんが、
役所や会社といった「職場」は、
自分がそこでどのような働き方で、どれくらいの報酬をもらい、
どのような仕事をしたいか、あるいは経験を積みたいか、
を実現するための「場」でしかない。
くらい達観してみることができるようになりました。
中途の方が多い会社にいることもあるかもしれませんが、
職場が絶対的なものではないという意識が強くなりました。
例えば、役所にいるとキャリアは昇格するかステイか(稀に降格)の一直線しかありませんが、
少なくとも今私がいる会社では、マネジメントにいくか、管理職にはならないが専門家的なプロフェッショナルとしてキャリアを歩むか、あるいは今は家事や子育てにリソースを割きたいので少しグレードをさげて負荷を調整したい…など、社内のキャリアが一直線ではありません
自分の生活や人生の中での仕事、その仕事という切り口で自分にとって都合の良さそうな「場」として認識している方が多いです。

コスト意識

2点目はコスト意識です。
公務員の仕事は、利益を生むためのものではない上に、基本的にすべてがMUSTな仕事なので「切り捨てる」という選択が難しいですが、
民間企業では、
コストに見合うか、
今コストをかける価値はあるか
他の案件と比較してコストを割くべきか
と常に組織としてのコスト意識が働くのはもちろんのこと、
自分の仕事の範囲でも常にコスト意識が働くようになりました。
前述のように半期のミッションが明確に決まっている中で、
「この案件に手間(コスト)を割くべきか」
「それよりもこっちの優先順位が高い案件にリソースを割てた方が高評価になるのでは」
と常に「自分の限られた時間」をどの仕事に配分するか、あるいは仕事と家庭、育児との間で配分するかを考え続けています。

総括

思い切って公務員を辞めてからちょうど1年。
ここまでいろいろと違いや変化について振り返ってみましたが、
公務員と民間ではそもそもの存在意義や前提が異なり、
そこから波及した仕事の仕方や考え方の違いがあったのだなとまずは実感しました。

その上で自分にとってどちらが好きか、向いているか、自分の歩みたい人生や理想とする生活にとってどちらが都合が良いか、

ということで転職を決断し、
この1年その選択は間違っていなかったし、
世界も広がったので、「とりあえず転職してよかったな」とほっとしているところです(笑)

ここまで、民間企業に転職してからの振り返りを書いてみましたが、
少しでも迷っている方、悩んでいる方、あるいはその後を気にしてくれていた方の参考になっていれば幸いです。

今回もご覧いただきありがとうございました。





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