見出し画像

甲状腺機能低下症(橋本病)とストレス

現在、チラーヂンは75μg処方されています。最初に橋本病と診断されたときは投薬不要だったので、0→25→50→75とじりじり薬の量が増えています。2015年から漢方薬を使い始めたので、初期より体調は良くなっているにも関わらず、病気は進行してるんですよね…。じゃあどうして進行したのかを考えたときに思い当たるのは1つだけ、ストレスです。

これは2013年に甲状腺機能低下症(橋本病)になりチラーヂンを飲んでいる会社員が、漢方薬でしんどい症状を緩和した体験記の続きです。
・甲状腺機能低下症(橋本病)の症状を漢方薬で緩和する【導入編】
・甲状腺機能低下症(橋本病)の症状を漢方薬で緩和する【飲んでる薬と効果編】
・漢方薬ってひと月いくらぐらいかかるの?【実際払っている金額を公開します】
・漢方薬局の選び方【良い先生の探し方】
・甲状腺機能低下症(橋本病)の症状を漢方薬で緩和する【漢方以外で試したものと効果編〜2020】
・甲状腺機能低下症(橋本病)とメンタル
・甲状腺機能低下症(橋本病)とストレス

橋本病発症の原因=ストレス?

病気が発覚したのは2013年ですが、随分前から調子が悪かったので前の年には罹患していたと思います。2012年にあったことは「父の突然死」。ショックの大きい母の代わりに葬儀や遺産相続を仕切り、周囲からは「お母さんを支えてあげてね」「あなたがしっかりしないと」と言われ、すぐに多忙な仕事にも戻らなければならず…。職場と実家の往復で、休むこともゆっくり悲しみに浸ることもできず、感情を押し殺して自分に負荷を与え続けたのが発病の原因だと思っています。

橋本病を発症する要因は現代医学では不明とされています。しかし強いストレスを受けると免疫が落ちることは判明しているので、ストレスで病気になるのは自然なことだと思うんです。元から胃腸が弱い人が胃潰瘍になったり、ホルモンバランスが乱れやすい女性が無月経になったりするように、甲状腺や自己免疫機能がもともと弱い人が強いストレスを受けると、正常に機能しなくなってしまうのは十分起こりうることですよね。

喉の病気になる人は「言いたいことを言えない人」というのもどこかで読みました。ぐっとこらえて負荷がかかるところに病気が発生しやすいとか。私自身そういうところも多分にあるので、元から弱い甲状腺や自己免疫機能が、強いストレスでダメージを受けて病気になってしまったと考えています。

橋本病の進行もストレスが原因?

血液検査でTSHが基準を超えて薬が増えた時のことを思い出しても、常にストレスがありました。主に、というかほとんどの原因は仕事&職場の人間関係です。ストレスと過労(残業)が重なると、他でどんなに健康に気をつけても橋本病は進行しました。プライベートがそこそこ充実していても、です。

逆に、毎年数人を辞めさせてきた最恐のお局さまが退職し、毎日お通夜のようだった職場の雰囲気が和やかになって、自動化や時短を積極的に進めるようなり、残業やミスが大幅に減った時期が2年ほどあるのですが、その時は全く進行しませんでした。お局さまの負のパワー恐るべし!(笑…えない)

先月またTSHが上がってしまい、来月の検査まで薬を増やさず様子見中です。おそらくコロナによる一時的なストレス(仕事でかなり混乱がありました)なので、次回は元に戻る気がしています。

ストレス発散よりも元を減らそう

これを読んで「私は違うな」という方がいるかもしれませんが、少なくとも私はストレスで橋本病が悪化します。漢方薬で体調は安定しているので、病気が進行してチラーヂンが増えても(今のところは)具合が悪くはなりません。それでもやっぱり今より薬は減らしたい。ではどうするか。

生きている限りストレスは受けるものなので、楽しいことで発散するのはとてもいいです。ただ上手に発散できていると思っていても、受けたダメージを完全にゼロにすることは難しいので、できるだけストレス元を減らすことをお勧めします。

ストレス元が顧客や家族だったり、不況や事故のような出来事だったり、減らすのはそう簡単にはいかないでしょう。それでもなるべく接触時間を減らすなり、断るなり、他の人に頼むなりして自分がダメージを受けることを極力減らす。責任感が強く、嫌なことでも我慢して引き受けてしまう「いい人」を卒業しないと回復は難しいと思っています。これは私自身にも言えるので大変耳が痛いです(^▽^;)

幸いにも(?)コロナを機に仕事を減らせそうなので、収入源をシフトしてストレスから解放される方向へ行きたいと思います。
会社とはまた揉めそうですが(^▽^;)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?