「鋼の自己肯定感」を手にいれる
「鋼の自己肯定感」というとどんなイメージでしょうか?
自信にあふれ堂々としている感じ?
何でもできるスーパーマンみたいな感じ?
そうではなく、失敗しても寝たきりになっても自分を愛せる、存在しているだけで価値があると思えるようになることなんです。
どんな自分も大好き!って思えるのが「鋼の自己肯定感」です。
ビジネスっぽい装丁ですが、読みやすく万人むけです。
経営者になると運や目に見えない力を信じる傾向があって、この著者も中村天風、アラン・コーエン、斎藤一人(敬称略)などを経由しており、アファメーションを使い、スピリチュアル的な表現も出てきます。
自己肯定感は土台
グラグラして不安定な土台に家を建てるとどうなるでしょうか?
うまくいっている時は平穏です。
では台風や地震が来たら?
周辺の土地で大規模な工事があったら?
大きく揺れたり傾いたり、最悪の場合は崩壊してしまいます。
それと同じで、生きていくベースとなるものが「自己肯定感」です。
志望校に落ちた、交際相手に振られた、失業したなどのときに、すぐに気持ちを切り替えられるか絶望して病んでしまうか。
地味だけどとても重要なものです。
条件なしで愛する
〇〇できる自分は好き/〇〇できない自分は嫌い
〇〇できる自分は価値がある/〇〇できない自分は価値がない
できる/できない、能力がある/ないといった、条件付きで自分をジャッジしていると、自己肯定感が上がったり下がったりします。
世の中の役に立たないと、容姿が一定以上でないと、仕事ができないと、誰かに褒めてもらえないと…そういう条件付けをしている限り、自己肯定感は揺れ続けます。
今までできていたことができなくなっても、他の人より明らかに劣っていてもいいんです。どんな自分も分け隔てなく愛してあげましょう!
できない自分を受け入れるのって結構難しいんですけど、ここを超えると一気に楽になります!頑張って!
自分も相手も赦す
「傷ついた人が人を傷つける」という言葉があります。
ネットで傷つけられた痛みを会社で部下にぶつける
会社で傷つけられた痛みを家で子供にぶつける
家庭で傷つけられた痛みを学校で同級生にぶつける
学校で傷つけられた痛みをネットで有名人にぶつける
いや〜な負の連鎖。
連鎖を断ち切るには、相手も自分も赦して傷を癒す必要があります。
自己肯定感を下げるような言葉を投げつけてくる人は、心に癒えない傷があって、その痛みを手近な人にぶつけているだけなんです。
相手が改心して謝罪してくるのを待つより、自分から赦してしまった方が早く確実ですし、心の安寧も得られるので実は合理的です。
とはいえ、これまた難しいんですけどね。
私は母を赦せるようになるまで1年はかかりました。
自己肯定感を上げるとどうなる?
私はこの本を読む前にいろんなジャンルで学んで、副産物として自己肯定感を上げてきました。
かかった期間は3年ほど。
この本の10段階バロメーターでは元が4、今が8くらいです。
8を10に上げて鋼レベルにするためにこの本を読んだのです! 笑
3年前と比べて顕著なのは、人の評価に揺さぶられなくなったこと。
劣等感が減ったこと。
人の欠点に寛容になったこと。
自分にも他人にもピリピリしないで、心が安定し寛容になったと思います。
自己肯定感は一回上げると二度と下がらないと言います。
自己肯定感が低い自覚がある人は、早めに対処しておくことをおすすめします。
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