保険金詐欺がなぜバレるのか、そして、どうしてバレないのか
皆さんこんにちは。元損害保険会社員のKoh+です。
今回の記事は、下記の記事を読んで頂くとより理解が深まりますが、読まなくても大丈夫です(笑)
私が損害保険会社に在籍していた時に、保険金詐欺に遭遇しました。
しかし、この時のように詐欺と判明する場合もあれば
「これ怪しいけどどうかな〜」
となりつつも結局証拠がなく支払いが完了してしまうこともありました。
この両者の違いはなんなのか、私の経験を含めお話させていただきます。
※保険金詐欺は重度の犯罪行為です。そしてなんだかんだバレるので絶対にしないようにしましょう。約束
※特定などを防ぐために情報は若干隠しています
なぜバレるのか
保険金詐欺は利回りがとても良いので、ニュースにならないだけで結構世の中では行われています。
個人が出来心でやってしまう場合と、組織で計画的に行っている2パターンがあり、私が前回の記事で体験した詐欺に関しては組織ぐるみの犯行であったと最終的に報告を受けました。
私が担当した事案では、他の保険会社からの情報提供で事実確認を行い判明したのですが、その連絡がなければ完全に詐欺られていました。
では何がきっかけでバレるのか改めて考えてみましょう。
きっかけは大体上記の3つのどれかですね。
私の場合は②の、修理工場から別の保険会社に報告があり、そこから私の保険会社に連絡が来た流れでした。
こんなことがきっかけで保険金詐欺はバレます(^q^)
なぜバレないのか
前の章でなぜバレるのか書かせていただきましたが、逆に言えばそこらへんを完璧にされるとバレようが無いということです。
自動車事故で言えば、事故の相手と修理工場を全て丸め込んでしまえば、正直わかりません。
保険会社も「コイツなんか怪しいけど証拠が出てきそうにもないから払うしか無い」みたいな感じで保険金を払うことが割とあります。
私の実体験で言うと
こんな感じで怪しいとは思いつつもどうしようもない、かつ、因果関係は成立しているので支払わざる負えなかったです。
絶対に真似しないでください←
まとめ
前回から今回の記事のまとめです。
こんな感じですね。
最近は火災保険の詐欺まがいの請求が多いようで保険会社も結構四苦八苦しているらしいです。
そのせいなのかどうなのか、火災保険料の全国的な引き上げが行われるようです。
保険金詐欺は簡単に大金を得ることができるため、一度やってしまえば抜けられなくなります。
依存性がある薬物やギャンブル、タバコと同じですね。
くれぐれも詐欺を行わないように、そして気づかないうちに片棒を担がされないようにお気をつけください。
本日は以上となります。
最後までご視聴いただきありがとうございました。
それではまた次回お会いいたしましょう。
詐欺、駄目、絶対
保険金詐欺関連の面白い本
最後に締めた手前アレなんですが、保険金詐欺に関しての面白い本を2冊紹介させていただきます。
※Kindle Unlimitedだと0円です
20ページほどの短さでストーリー調になっているので非常に読みやすいです。
事故の被害者の治療費関連の詐欺なのですが、私も読んでいて「これこれ!!」となりました(笑)
この方は私なんかよりも遥かに大ベテランの方なのでかなり読み応えがあります。
読んでいると、「これ、刑事者の話だっけ、、、??」となってくる作品です。
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