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入塾する #13

私が小学生だった頃、周りに塾に通っている子はほとんどいませんでした。
今の時代、中学受験する子どもたちは小学生から塾に通うと聞いて、どこか他人事のように感じていました。
自分自身が中学受験していないこともあり、小学生の時から勉強漬けになって中学受験をしなくても、高校受験でいいのでは、となんとなく感じていました。

子どもたちが通う小学校では、半分くらいは中学受験をするようで、周りで塾に通い始めた友達の話を聞いていると、このまま何もしなくていいのかな、というもやもやがありました。
でも、小学生のうちはのびのびと遊び、家族や友達との時間を過ごしてほしいなとの思いがあり、塾のことが気になりつつも、忙しかったこともあり、そのままにしていました。

ちょうど休業が始まったタイミングで、一つ年上のお子さんがいるお母さんと話す機会がありました。
最近塾に通い始めたとのこと。その塾は、子どもたちが通う学童の目と鼻の先。自宅からも近いところでした。
あそこなら、家から近くて通いやすそうだな、学童からも近いし、上の子は塾、下の子は学童となっても送迎がしやすいなと思い、ホームページを見てみました。スパルタではなさそうなこと、家庭での負担も大きくはなさそうな雰囲気を感じ、授業の体験と入塾テストを受けることに。
減らしていた学童の曜日や、習い事との調整もなんとかなりそうだったこともあり、思い切って入塾してみることにしました。

入塾するにあたり考えたのが、
今通っている学童が民間のため非常に高額で、学童と塾の月謝がほとんど変わらないのであれば、ある程度の年齢になれば塾で勉強して過ごすことでよいのではないか。
学童をやめたとしても、夏休みなどの長期休暇は、塾の講習があるため、一人きりで留守番して過ごすことにならなくて安心ではないか。
中学受験するかは分からないが、子どもから「中学受験したい」と言われた時にもう選択肢がなくなってしまっている状態にはならないのではないか。ということでした。

子どもは、おそらくなぜ塾に通い始めたのかいまいち分かっていませんが、周りも塾に通い始めた子たちが多いこともあり、そんなものなのかなという感じで通っています。
学校の宿題はあっという間に終わってしまう量なので、いつも勉強は学童で終わらせてきて家で勉強する姿はほぼ見ていませんでしたが、毎日塾の宿題があるため、家でも一生懸命に勉強しています。

最初は塾の宿題が終わらず、追われているような感じだったので、先生と相談し、慣れるまで当面、宿題の量を減らしてもらうことにしました。
それからは少しゆとりができ、好きな読書の時間もつくることができています。

中学受験をしないと判断したら、どこかのタイミングでやめるかもしれません。けれども、今、他の習い事などとも並行して勉強にも頑張っていることは決して無駄にはならないと思って、無理しすぎることないペースで過ごせているか見守っていこうと思います。

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