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鬼滅の刃 無限列車編 魘夢について感じたこと ネタバレ

Amazonプライムビデオで、鬼滅の刃、無限列車編が公開されていますね!毎週楽しみにしております。

さて、先日から物語を見ていて感じたことがあったので、綴りたいと思います。

結論から言うと、物語での一連の出来事が、スマホやゲームに依存してしまう子供達に関わりがあると感じたのです。

無限列車という列車で人が行方不明になるという不可解な事件が立て続けに起こります。その列車を調査するように命じられた炭治郎率いる鬼殺隊。調査が始まるのですが、ここで手強い鬼が登場します。名前は魘夢。なんて読むのですかと言いたくなる漢字。「えんむ」と読むそうです。この「魘」という字なのですが、「夢でうなされる」「悪夢にうなされる」という意味だそうです。

まさに、名前の通りの鬼なのです。人を眠らせ、幸せな夢へと誘います。仮想現実です。そうやって、幸せな夢を見ていると、だんだん蝕まれていきます。少しづつ破滅へと導かれてしまうのです。破滅へと導かれた人間は精神が狂います。そんな狂っている人間を見て、楽しむという恐しい鬼です。最終、この鬼に食べられます。怖い!!風貌は洋装で、女性のような雰囲気。線の細い若い男性です。

主人公である炭治郎たちも、まんまと眠らされ、幸せな夢を見ています。眠らされた炭治郎はずっとここに居ていたいと思います。失った家族と過ごしている夢です。しかし、少しづつ違和感に気づきます。そしてなんとか命をやられてしまう前に、炭治郎は目を覚まします。夢の世界の、自分自身を斬りつけることで、目を覚ますことができると気づいたのです。

目を覚ました炭治郎は仲間を助けます。そして、無事、仲間たちと共に魘夢を倒すことができました。

詳しくは、アニメや原作を見ていただきたいのですが、僕が感じたことは、この魘夢という鬼。まさに現代のスマホやゲームだと思ったのです。

今、スマホやゲームにものすごく依存してしまっている子供達がたくさんいます。子供がゲームをしている時に、壁を殴ったり、暴言を吐いたり、人が変わってしまうという保護者の方の話も聞いたことがあります。毎日イライラして、理性を失い、平気で友達を傷つけてしまう子供達。一時の快楽を得るために、睡眠時間を削り、目を悪くし、健康が損なわれてしまう子供達。

まさに、魘夢がやっていることと同じなのです。仮想現実を見せて快楽を与え、少しづつ体を蝕んでいく。

そして考えました。私達大人が出来ることって何かと。

私達大人は、子供がゲームに夢中になっていると、無理矢理取り上げたくなります。無理矢理電源コードを抜いたり。昔、僕も父親によくやられました。(笑)

でもこれって反感を生むだけなんですね。もっと依存性を強めるだけです。

じゃあってことなんですが、私達大人は、まさに、炭治郎のように自分で断ち切れる、気付ける教育をしなければならないと思いました。

「今しているスマホやゲームは少しづつ体を蝕み、生きづらくしているものなんだよ。だから人から言われて止めるのではなく、自分で断ち切らないといけないんだ。」ということに気付かせたい。

時間がかかるかもしれないですが、大人は言い続けなければならないと思います。うるさく頭ごなしに怒るのじゃなくて、教え続けていく。あなたの体が大切だから。本当の幸せになってほしいから。自分に強い人間になって欲しいから。大人になった時にもっと強い誘惑があって、それに負けない子になってほしいから。

自分を大切に出来る子。大人である私達が言い続けることで一人でも多くの子供が救われてほしいと思います。

大人である私達は、煉獄さん。鬼を倒すのは炭治郎。子供達が自分自身で断ち切った時に、救われるのだと思います。

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