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Elderflower Wand

 先日歩いていて"おやっ"と思って撮った写真↑ この頃、iPhoneで植物の写真を撮ると「🌱しらべます?」って言ってくるから、はい調べますってポチってしたら、「ニワトコ属」"へぇーニワトコなんだ…" スイカズラ科?レンプクソウ科?カズラの仲間?←この辺ちゃんとみないと詳しくはわからないけど、それでもちょっと知れて嬉しい。
 それでニワトコって言ったら、次に思い浮かぶのは『ハリーポッター』の話の中に出てくる「ニワトコの杖」 それでこんどは「ニワトコの杖」を英訳してもらった。「Elder Wand」"エルダーワンド!え〜ってことはこれエルダーフラワーなのか⁉︎"  ハーブティーを買ったことがある。ハーブ図鑑で写真も見てるはず。だけど実物を知らないと素通りしてしまうかもしれない。本の中の絵や写真からの情報だけでは、実際に目にした時の感覚は得られない。

 ちょうどハードカバーの『ハリーポッター』全巻11冊をまとめて売ろうかと思って引っ張り出してきたところだった。" 「ニワトコの杖」って確か結構話のキーポイントだったはず…"と思う。売るのを躊躇する。"でもコレめっちゃ場所とるから無くなったらスッキリするよなぁ…"と、また一方で思う。
 3巻までは自分で買った。4巻目はその時の職場にいた人から借りて読んだ。それでもう買わなくて良いなって思っていたのだけれど、映画の方が進んでいって(TV放送で観たから時間的にはさらに後)ある時、4巻〜7巻まで(全巻上下2冊になっている)ブックオフで購入した。でもそれからさらに10年以上して、無くしても良いかなぁと思っている。

 ファンタジー?ハイファンタジー?(このへんの"枠決め"はよくわからない)自分の持ってる本で無くしていいって思わないのは、J・R・Rトールキンの『ホビットの冒険』『指輪物語』それから、上橋菜穂子の『精霊の守り人』『獣の奏者』もまた読みたい時がくるんじゃないかって思う。そういえばブックオフで買って読んでもう手放しちゃったファンタジーっていうと『ゲド戦記』凄く印象深く残ってる部分もあるけどちょっと難解だった。
 『ハリーポッター』は、ヨーロッパの伝承文化(例えば妖精とか)が、てんこ盛りで興味を惹かれるし、創作もとても面白い。だけど読んで10年も経ってくるとお話の中核みたいなところの魅力が自分の中に残ってない。(なんで残らなかったのかって視点でもう一回みてみてもいいかな)
 トールキンの描く世界、その世界の中で生きている登場人物たちはスケールが大かったように思う。『ハリーポッター』の舞台の大半は"魔法の学校"とはいえ"学校"だし、近代的なのか…時代の問題? 上橋菜穂子の描く世界はアジアの人にしか描けないファンタジー。面白い。(先に上げた作品どちらもNHKでアニメ放送していた『精霊の守り人』は実写化もしていたけど、そりゃ『ロードオブ〜』みたいな成功はしていない。制作にかけてる金額が違う?)って書いていたら『鹿の王』を読んでないことを思い出し読みたくなってきてしまった。
 トールキンも上橋も「対"自然"」って視点が盛り込まれてるところも自分にとっては興味深い。

 持ち物を減らして、手放せる物を手放して身軽になりたいと、少しずつだけど「売る」だの「寄付する」だの「捨てる」だのしている。コロナの心配がなければフリーマーケットしたいなぁと思う。そんなこと考えながらいろんな人の話しが耳に入ってくる。「断捨離とかしない! 出来ない! 引っ越すんだったら全部ひっくるめて持ってくわ」って言っていた人もいた。"うん((.. )それもありだね"って思う。もう一方で持ち物が少ないことの身軽さ自由さにも注目する。このあたり考えていて、何かしらの"力"に負うところもあるように思う。どれだけの物を持てるか、キャパシティを保有できるのか…
 一方、持たないなら持たないで平気。"生きる"って思う力とか、 "なるようになる"っていう考え、自信。 "…自信かぁ…この先々が不安だと今持ってる服だって作り変えたりして着るかもって思っ… " ンまてよ… これは…リユース、リメイクが面白いって話と混同しちゃってる…"

 単に「物」って言っても様々で時に重い(精神的に)←あーココポイントかもなぁ呪縛にかかってもいけないと思うったり…んーでも難しい。思い出とかかぁ…
 自分だけで持っていても仕方がないから、何かその物が在ることで人とつながれる自分になれるとか、その物それ自体を媒介にして人とつながるとかも考えられる。
 結局は生き方の問題。自分はどう生きるのか、その持ち物が自分にとってどういうものなのか、なんで自分にとって必要なのか、何がしたいのか…
 
 なにか現状を打破しようとして物の整理を始めたはずなんだけど、時間を取られすぎちゃっても本末転倒だなぁとか…とにかくそんなことを考えている。
長めのひとりごと。

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