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【本】向後千春『伝わる文章を書く技術』:200字×5段落で確実に伝わる文章を作る

2023年5月24日(水)

水曜日は本の紹介をしています。今回は過去の記事を再録します。

2019年4月18日

今回は、私の本の『伝わる文章を書く技術』(技術評論社, 2019)を取り上げます。

要約

仕事や生活の場面で書くことが必要になる文章を「実用文」と呼びます。実用文では、相手にしてもらいたいことを着実に伝えて、実際に動いてもらうことが目的です。この本では、実用文の書き方を、200字×5段落の型を使って、文章の目的別に書くことができるように教えています。型をマスターすると書く内容に注意を集中することができ、文章の質が上がるでしょう。

ポイント

実用文のパターンは以下のように分けられます。

  1. 提案する:企画書、提案書

  2. 報告する:報告書、連絡文、謝罪文

  3. 依頼する:勧誘文、依頼文

  4. 紹介する:紹介文、推薦文

  5. 調べて主張する:レポート

  6. 表現する:エッセイ、ブログ、日記

  7. 自分を紹介する:自己PR文、エントリーシート

これらの文章を1000字前後で書くにはどうしたらいいかということを、実例を取り上げて解説しています。実例の文章はけっして「うまい」という文章ではありません。しかし、きちんと「伝わる」文章になっています。それは文章の「型」がしっかりしているからです。この実例を自分なりにアレンジして使えば、文章を書く練習になるでしょう。

型を習得したあとは、表現の技術をプラスしていきましょう。具体的には次のような技術です。

  • 書き出しのパターンを用意する

  • 言葉、文を書き換えて表現を変化させる

  • 一段落の長さをコントロールする

  • 文章中に漢字を入れすぎない

  • 図、表を効果的に使う

そして、最後には「発想法」の技術を習得しましょう。

  • アイデアをネタ帳に書き留める

  • 書きながら検索して裏をとる

  • 書くためのマップを用意してから長い文章を書く

  • 文章を書くモードに入るための儀式を用意する

  • 毎日書いて、文章を書くスキルを磨き続ける

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向後千春が毎日読んだり、書いたり、考えたりしていることを共有しています。特に、教える技術、研究するこ…

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