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(093) 「仕事・資産・ウェルネス (Work, Wealth, & Wellness)」というコンテンツ

2020年11月18日(水)

皆さん、こんにちは。

前回はこの本を紹介しました。

ウェイン・ホルムス, マヤ・ビアリック, チャールズ・ファデル『教育AIが変える21世紀の学び : 指導と学習の新たなかたち』(北大路書房, 2020)

ルーチン化された業務はロボットやAIに取って代わられるような大きな社会変化の中で、教育の中でどのコンテンツを追加すべきかという問題があります(同時に何を削除すべきかという問題もあります)。以下のリストはこれからのカリキュラムに追加すべきコンテンツです。

(1) テクノロジーとエンジニアリング
 プログラミング、ロボット工学、人工知能、生物工学
(2) メディア
 インターネットメディアを使った、ジャーナリズム、映像化
(3) 企業家精神とビジネス
 自分を活かすこと、自分のキャリアをビジネスの視点で考えること
(4) 個人ファイナンス
 資産運用、資産管理の方法
(5) ウェルネス
 自分の心、感情、身体をケアすること、そのトレーニング
(6) 社会科学
 社会学、人類学、心理学、政治学、未来学、公民など人間を体系的な方法で研究すること

・テクノロジー x ヒューマン

この中で、(1) テクノロジーとエンジニアリングと(2) メディアは、テクノロジーベースとして1つにまとまります。そして、(6) 社会科学は人間をベースにした科学の探究といえます。つまり、この3つで、「テクノロジー x ヒューマン」という組み合わせです。

・「仕事・資産・ウェルネス」というコンテンツ

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