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【ブログ】釧路と根室に遠征する

2024年8月26日(月)

月曜日は前の週を振り返ってブログを書いています。

【釧路1日目】特急おおぞらで釧路に向かう

2024年8月16日(金)

特急おおぞらで釧路に向かう。その前に少し時間があるので、北大植物園に行く。広い植物園で、バラ園、ロックガーデン(ブリティッシュ・コロンビアとの提携)、アイヌの植物などのコーナーもある。1時間では足りないくらいだった。

おおぞらは7割席が埋まっていた。釧路まで4時間ほどの旅。ひたすら森の中と平原を突っ切っていく。途中海岸線を走る。荒々しい波が見える。

釧路は涼しくて20度くらい。Tシャツでは肌寒い。函館から来た冨永先生と落ちあって、炉端焼きの店で夕食。

【釧路2日目】釧路湿原、ノロッコ号、シールアート、石川啄木

2024年8月17日(土)

阿寒バスで湿原展望台に行く。そこで遊歩道を散策してから同じバスで戻る予定だったけど、現地に着くとクマが目撃されたため、遊歩道は閉鎖されていた。湿原は雄大だけど、まあ見ればそれで終わりなので時間が余った。

昼食はそばを食べて、1人で市内を歩く。釧路市立美術館にいくと、大村雪乃という人の特別展をやっていた。色のついて丸シールを貼って絵を描くという手法=シールアート。これまで丸い大小のシールを使っていたが、最近は形の違うシールを自動で作れるようにしている。気に入ったのでシールアートの本(サイン付き)を買った。

この建物は最上階が展望レストランになっているので、そこで抹茶パフェを食べた。眺めは最高だった。

さらに、石川啄木の記念館である港文館にいく。盛岡中学校出身(同校後輩に宮沢賢治がいる)の啄木は東京・朝日新聞社に勤めるが、戻ってくる。その後新天地を求めて、函館から北海道に入り、札幌などを経て、釧路新聞社に勤めることになる。釧路には76日しかいなかったのだが、料亭で芸者遊びを30回している。その女性観察は「ローマ字日記」に書かれているようなので、あとで読んでみよう。

15時過ぎに釧路駅発の観光列車ノロッコ号が出るのでそれに乗る。途中に、タンチョウヅルやエゾシカの群を見ることができたので、よかった。

【釧路3日目】根室・納沙布岬へ

2024年8月18日(日)

根室に行く。地球探索鉄道と銘打った観光用の全席指定車両が花咲線を走る。だいたいは森と平原の中を走り、厚岸のあたりは海岸沿いを走る。このときは徐行運転をしてくれる。根室まで3時間弱。

根室駅に着くと、「向後先生」と呼ぶ声があり、eスクール卒業生の端谷さんだった。ずっと昔に在学中の時に札幌で会っている。Facebookで見ていて、もしかするとこの列車かなと思って待っていたとのこと。びっくりした。親の介護があり、顔を見るだけとのことだったが、車で回転寿司根室花まるに送ってもらった。花まるは北海道と東京に展開しているが、本店はここだそうだ。

歩いて明治公園へ。古い大きなサイロ3つが残っている。日曜日なのでバーベキューをやっている人たちがいて、北海道らしい。

路線バスで今回の最終目的地である納沙布岬に行く。北方領土に関する資料館で勉強して岬に立つとまた見え方も変わってくる。日本降伏の直前にソ連軍がサハリンから侵攻して占領し、今もまだそのままだ。それまでは日本人が住んでいた。国後島は沖縄本島と同じくらいの大きさ、択捉島は沖縄本島の2倍以上。ここから一番近い歯舞群島ははっきりと見える。大きなアーチ型のモニュメントがたっている。北方4島を表しているそうだ。

資料館で、本土最東端の証明書をもらった。あと、最北端の稚内・宗谷岬、最南端の鹿児島・佐多岬、最西端の佐世保・神崎鼻に行けば、4枚セットでコンプリートになるらしい。佐世保に行ったときにもらっておけばよかったな。まあ、いいか。

夕暮れの中を花咲線で戻る。これは普通の列車だが、行きと特に変わりはない。途中で2度もシカとぶつかり急停止した。そんなに頻繁にぶつかるのか。まあ、車窓から普通にシカがいるのが見えるので、そうなのだろう。

【釧路4日目】啄木巡り、釧路をあとにする

2024年8月19日(月)

釧路最終日。飛行機が13:10発なので、それまでの時間を利用して、啄木が下宿していたあたりを散歩する。歌碑がたくさん立てられているようだが、全部を探すというわけでもなく歩く。

米町公園で折り返す。ここは高台になっており、釧路港と釧路の街を一望できる。最後になってすっかり晴れて、気温は20度、気持ちの良い風が吹く。夏の間は、ウイークリーマンションなどを借りて釧路に長期滞在する人がけっこういると聞いたが、この気候なら最高だろう。

釧路の街も4日目なので、優しい感じになってきている。さて灼熱の所沢に帰ろう。

来年の夏も北海道に来たいな。今度は稚内の方に行ってみようか。宗谷岬で本土最北端の証明書をもらいに。

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