ビジネスコミュニケーションとしての電話はもう死んでいる。
水曜日はフリーテーマで書いています。
「電話にこだわるオジサン」を待ち受ける悲しい未来 その時、話し相手は人間じゃないかもよ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55764?page=2
この記事では、ビジネスコミュニケーションのツールが、電話から電子メール、そしてチャットに変遷してきたことを取り上げています。電話にこだわるレガシーな人は、いずれAIを相手にしてしゃべっていることでしょうと予想しています。
そして電話というレガシーなツールについてこんなふうに書いています。
若年層の多くは、電話について一種の迷惑ツールだと考えている。電話は同期通信を相手に「強要」するものであり、電話をかける人は、電話を受ける人の状況などお構いなしに一方的に割り込んでくるというのがその理由である。
若者ではない私も電話は取るのもかけるのも苦手です。しかも効率が悪い。さらに、まくし立てられると本意ではないことを押し切られる可能性もあり、記録にも残らないのでリスクが高い。ですので、電話でのやり取りはできる限り避けています。
とはいえ、レガシーな人たちはまだまだいるものです。彼らは「メールでは無礼なので電話で直接話さなければならない」と固く信じているのです。いやいや、私にとっては電話が一番迷惑であり、私の時間を奪うものなのですよ。
というわけで、私の研究室の電話は「常時」留守番モードにしてあります。これでセールスなどの迷惑電話は排除できます。
まれに丁寧に伝言を入れてくれる人もいます。しかし、伝言では内容を話すことなく「また連絡します」と言って切るのがほとんどです。そしてしばらくして留守電を入れてくる。こうした人たちはレガシーに「丁寧な電話」をかけてくださるのですね。(暇なのかなぁ)
申し訳ないので、最近、留守番電話の応答メッセージを新しくしました。このようなものです。
「はい、こちらは向後研究室です。問い合わせ、依頼などはメールでお願いします。アドレスは、ケーオージーオー アットマーク ワセダ ドット ジェーピーです。よろしくお願いします」
これで先方もメールで送ってくれる確率が高まることを期待しています。本当に電話は勘弁してください。
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