【本】クリスチャン・マスビアウ『センスメイキング』:アルゴリズム思考を意味あるものにするために
木曜日はお勧めの本を紹介しています。
今回は、クリスチャン・マスビアウ『センスメイキング』(プレジデント社, 2018)を取り上げます。
■要約センスメイキングとは人文科学に根ざした実践的な知の技法である。アルゴリズム思考の反対の概念である。確実なデータと自然科学的な手法だけに頼っていると、自然科学の法則では割り切れない形式の知識に対して感度が鈍ってしまう。人を理解するためには文化的な知が必要であり、そのためには自分自身の知性、精神、感覚を駆使して作業にあたる必要がある。