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早期回想を自分で読み解けば、自分を勇気づける力になります。

先週の12月23日(金・祝)に産業カウンセラー協会神奈川支部で「アドラー心理学発展講座:早期回想と私的感覚」を6時間のプログラムとして開きました。このプログラムとしては、初公開でしたので、手探りするところもありましたが、受講生からは好評を得ました。

その翌日に、受講生の一人からメールが来ました。自分の早期回想を3つ書いてみて、講座のときにはよくわからなかったけれども、その夜、布団の中でぼんやり考えていたら、「ああ、そういうことだったのか」ということに気づいたのだそうです。

あっているのかどうかはわかりません。だけどとっても奥が深いと思いました。

とのことだそうです。私は返事を書きました。

子どもの時は、まず自分の居場所を作ろうとします。それによってライフスタイルが確定していきます。もしお母さんのいう通りにしているとき居場所が確保されるのであれば、そのように行動します。

そのようにして自分のライフスタイルが決まっていきますが、そのことに気づいた今、自分のライフスタイルを自分で変えることができます。気づいたからです。

それに対して、こんな返事が来ました。

早期回想を体験し、先生からのお返事を読んで、今、まさに今、その時の自分に対して、いとおしさ、だったり、ホントに頑張っていたんだね、って思いが湧いてきて涙が出そうな気持ちです。そして、気づいた今からの自分自身が楽しみでなりません。

早期回想にはこんな力があります。カウンセラーからアドバイスを受けなくても、自分で読み解けば、自分を勇気づける力になります。

このやり取りは、私にとっても勇気づけになりました。ああ、やはりこの講座をやってよかったな、と確信したからです。誰かを勇気づけたことそのものが、私自身を勇気づけることになるのです。


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