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北播磨総合医療センターの看護部研修として「働くみんなが幸せになる"教える技術"と"勇気づけ"」の研修を実施してきました。

2017年2月26日

2月12日(日)に、北播磨総合医療センターの看護部研修として「働くみんなが幸せになる"教える技術"と"勇気づけ"」の研修を5時間で実施してきました。50人超の方に参加いただきました。みなさんありがとうございました。

この研修は「教える技術=インストラクショナルデザイン」と「生きることの科学=アドラー心理学」を組み合わせたものですが、やるたびにインストラクショナルデザインとアドラー心理学の相性の良さを感じています。

この2つは出自は全く違うものです。特にインストラクショナルデザインの源流はスキナーの行動分析から来ていますので、アドラーとは対極にあるわけですが、組み合わせてみると不思議なくらい違和感がありません。理論や原理は違っていても、現実問題の解決法としては一致することは別に不思議なことではないのですが、そこが楽しいところです。

最近読んでいる『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』という本では、人間科学を「人を支援する実践を支えるための学問」として定義しています。具体的には、保育、教育、介護、看護、医療、心理臨床というような学問です。こうしてみると看護領域から、インストラクショナルデザイン(教育)とアドラー心理学(心理臨床)への要請が出てくるのは不思議ではなく、もともとが人間科学という大きな流れの中にあるということに気づかされるのです。

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