3-コラム用

幸福の7つの要因「ビッグ・セブン」。

水曜日はフリーテーマで書いています。

今回は「幸福の経済学」について書きます。

リチャード・レイヤード、デイヴィッド・M. クラーク『心理療法がひらく未来――エビデンスにもとづく幸福改革』の紹介記事の中でこう書かれていました。

最近ではレイヤードは「幸福の経済学」の提唱者として知られる。幸福は主観的なものではあるが、客観的に幸福の社会学的要因を分析することもできる。2005年に出版した『幸福――新しい科学からのレッスン』(未邦訳)という本は世界20カ国で翻訳されたが、そのなかでレイヤードは、実証研究にもとづいて、幸福に影響をもたらす要因として、7つを挙げ、ビッグ・セブンと呼んでいる。すなわち、①家族関係、②家計の状況、③雇用状況、④コミュニティと友人、⑤健康、⑥個人の自由、⑦個人の価値観である。このうち⑤の健康、とくに心の健康を扱ったのが本書である。

http://chitosepress.com/2017/08/02/3019/

幸福に影響する7つの要因「ビッグ・セブン」を改めて書き出してみると以下のようになります。

(1) 家族関係
(2) 家計の状況
(3) 雇用状況
(4) コミュニティと友人
(5) 健康
(6) 個人の自由
(7) 個人の価値観

2017年のアドラー心理学の講座では、ワークのひとつとして「幸福に生きるために重要なことは何だと思いますか」ということを参加者に考えてもらっています。それを聴きながら私がホワイトボードに書き出して、みんなで検討するというワークです。

そのホワイトボードの例が以下のようなものです。黒い丸「●」がついているのは重複して出てきたもののカウントです。

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