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ちはるのファーストコンタクト(2017年)

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2017年に書かれたマガジン「ちはるのファーストコンタクト」の記事をすべて収録しました。300本以上あります。
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#書くこと

【号外日記】お金を払って読んでくれている人がいることのパワー。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 このマガジン「ちはるのファーストコンタクト」で 記事を書き始めたのが 今年(2017年)の1月からですので、 もう10ヶ月になろうとしています。 出張に出ている以外の日は ほぼ毎日、だいたい午前中に、 iMacに向かって文章を書いています。 月別の記事数をグラフにしてみるとこんな感じです。 ここでは練習

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【号外日記】読者は自分が読みたいものをまだ知らない。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 次に書こうとしている本の内容について 出版社の人と打ち合わせをしてきました。 ここ何年かは 毎年のように本を書いていますが、 こんな頻度で本を書くことになろうとは まったく思っていませんでした。 それほど 最初の本を書くことがしんどかった という思いがあります。 こんなにしんどい仕事なら 一生のうちそう

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【号外日記】書けないときには手書きのメモをあてもなく書いてみる。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 9月に入りました。 1月から書き始めたこの「ファーストコンタクト」も 毎日というわけにはいきませんが 途切れることなく続いています。 何かを書くときには、 まずノートに簡単なメモを書きます。 書けないときにはとりわけそうします。 いきなりキーボードを叩くのではなく、 まずノートに手書きでメモを書く とい

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【注目記事】子育てに関するエビデンス/「タイムイン」という方法/社会人向けオンラインのマスターコースの鍵/書くことで得られるたくさんの効果

土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。 37 子育てに関するエビデンス1. 過保護な親は子どもをうつに追い込む 2. 子どもをガミガミ叱っても、火に油を注ぐだけ 3. 規則正しい睡眠時間で賢い子に 4. 運動の習慣がある子どもは学校の成績も優秀 5. 兄弟の性格はそれほど似ていない https://www.lifehacker.jp/2017/08/170815_child_rearing.htm

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【号外日記】自分が文章を書くときになって初めて自分が何も知らないということに気づくのです。勉強はそこから始まります。

「ちはるのファーストコンタクト」をご愛読いただきまして、ありがとうございます。その感謝の気持ちを込めて定期購読者が増えるたびに「号外日記」を書いています。では、どうぞ。 noteの記事は、出張中と午前中からの仕事が入っているときを除いて毎日書くようにしています。書きだめをしていないので、午前中の時間が取れないときはきっぱりと書かないようにしています。 「それにしても毎日書くのは大変じゃないですか」とよく言われます。確かに大変です。「ああ、今日は書けない」という日もあります

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【お題拝借】書き始めたらどうやっても書き終わる/一度思いついたことは、二度、三度思いつく。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。 前回はおたよりとして「決めた時間までは書く」というトピックで書きました。30分と決めたなら、その時間は最初は何も浮かんでこなくても粘るということです。最後の10分で浮かんできたら、ばーっと書いて、時間が来たら途中でもやめるということですね。 この記事に対して、ryoju さんから次のような質問をいただいています。ありがとうございます。 毎日楽しく拝読させていただいております。本日のお話ですが、私は書

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【おたより】究極の心のトリップ:決めた時間までは書く。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。今回は質問がありませんので、読者の皆様への「おたより」として書きたいと思います。トピックは「決めた時間までは書く」ということです。 「何かを書く」ことは、お金も使わないし、老化防止の脳のトレーニングにもいいし、ある種瞑想のように心の安定にも効くので、折に触れてオススメしています。大げさに言えば「究極の心のトリップの手段」だと思っています。ドラッグなんか使わなくてもトリップできます。 このnoteのマガジ

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授業の最後の15分で400字のショートレポートを書いてもらう。

火曜日は「教えること/研究すること」のトピックで書いています。 今回は授業設計の話題を取り上げます。具体的には「授業時間内に書くショートレポート」です。 現在進行している今期の授業は、インストラクショナルデザインの実践編という位置づけの科目です。約200人の受講生が4人でチームを作って授業の設計を進めていくという形式です。 私の解説と説明以外の授業時間の大部分はグループワークにあてられます。とはいえ、途切れなくグループワークをするわけではなく、15分を目処にしてなんらか

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【おたより】毎日1時間程度を使って1000字前後の文章を書くのは、ある種の瞑想のような効果もあるかもしれません。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。今回は質問がありませんので、読者の皆様への「おたより」として書きたいと思います。 月額課金にしてからの『ファーストコンタクト』の最初の1ヶ月が無事終わろうとしています。4月は全部で28本の記事をお送りすることができました。ありがとうございました。 書き溜めておいて定時配信するという方法もあるのですが、あえてその方法は取らずに、「その日に書く」というポリシーを立てました。「その日に書く」という行為が予想の

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書くのが大変なのは、まず「何について書くか」を決めなければいけないからだ。

水曜日はフリーテーマで書いています。 もう20年ほどブログを書き続けてきました。現在のブログは”KogoLab Research & Review”です。その一方で、2017年からはnoteというサービスを使って記事を書き始めました。 2つの場所で文章を書き続けるのはちょっと大変かなという不安はありましたが、現在のところうまくいっています。うまくバランスが取れているようです。 ブログとnoteの違いは、時系列イベントがきっかけになって書くか、構造化されたトピックがきっか

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エゴサーチをするのは、鏡を見ているようなものだからです。

水曜日はフリーテーマで書いています。 エゴサーチを定期的にしています。エゴサーチというのは、自分の名前やニックネームなどをキーワードにして検索をかけることです。英語でも egosearching というようです(wikipedia)。つまり、インターネット上で自分のことがどのような評判になっているかを確認する作業です。 エゴサーチを頻繁にすることが、「ネット依存」の兆候として捉えられていたりします。また、思いがけない中傷や非難を見つけてしまうことによる心理的ダメージもあり

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書くことはアイデアの地図を作っていくようなものです。

2017年2月28日 (火曜日は「教えること/研究すること」のトピックで書いています) 本を書き上げて感じることはいろいろありますが、一番大きいのは気持ちがすっきりするということです。それは「書き上げた!」「原稿から解放された!」ということも、もちろんあります。しかし、本当は、頭の中で渦巻いていたさまざまな考え方や概念や事実が文章という形になって整理されるからなのです。それがとても気持ちいいものなのですね。 書いていくと、さまざまな考え方と概念の座標が決まっていきます。

出張中は文章は書けないのですが、逆にネタはたくさん浮かんできます

2017年2月15日 (水曜日はフリーテーマのコラムを書いています) 先週末は出張で講演をしてきました。このnoteの記事は毎日出したいという気持ちはあるのですが、出張中にも書き続けるのはなかなか難しいですね。もちろん、記事を書きためておいて、日付を指定して自動的に公開するという手段はあります。 自動公開という方法があることは知っているのですが、長年ブログを書き続けて、その機能を使ったことはありません。なんというかあまり使いたくない。書き溜めておいて順次出していくという

カスタマーレビューには、その本が「どのように読まれたか」ということが端的に反映されます。

2017年2月11日 (土曜日は昔のブログ記事を振り返って書いています)  「認知科学」誌から書評を依頼された。それで東京に行っている間にその2冊の本を全部読んだ。考えてみれば、本全体に目を通すということはあまりない。ほとんどの本は流し読みであり、本当に読んだといえるところは自分の興味のあるところだけである。通常はそれで不都合はない。しかし、書評を書くとなると、始めから終わりまで読むのがマナーである。取り上げるところはそのごく一部であるとしても。  書評を書くのはこれが