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自分だけが損してる?

どうして私だけ、いつも損な役回りをしなければならないのか?
あいつは、いつも得をしている。ズルいなぁ。
ルサンチマン症候群(人の幸せが許せない病)という病があるそうです。
嫉妬に取り憑かれている状態です。
弱いものが善、強いものが悪という思考です。
私だけ損してると思うことは、私にもあります。これもやはり、他者との比較から、始まります。
自分一人なら、特も損もないからです。みんな損してればいいのか?それも悲しいですよね。できればみんなハッピーなのが好ましいです。

さて、私だけ損することは、あるのでしょうか?ありますよね。損得は、過去の事実に対する意味付けの面を持っています。
たとえば、スピード違反で捕まったとき。なんで自分だけ。運が悪かった。損したって感じます。でも、60キロ制限のところ、80キロで走っていたら、事故があるかもしれませんよね。他人を傷つけるかもしれません。警察が取り締まってくれたおかげで、その事故が防げたのかもしれません。事故の当事者になったら、自分も怪我して不自由になったり、他人を死なせてしまったら、ずっと心に残るかもしれません。より大きな損をするまえに、小さな損で和らげているとも考えられます。大事故にならなくて、本当に良かったですね。
こう考えると、意外と損してないのかもしれません。
賢く振る舞って、苦労せず出世した人は、失敗する経験をしていないかもしれません。ある意味それ自体が損な気もします。
損して得取れという言葉があります。損したことが結果特を招いたってことです。あえて険しい山道のほうが、絶景が見られるのかもしれません。
過去への意味付けを少しズレた視点から、勘違いでも良いから、見てみましょう。
あれ?結果的に得してね?となりますよ。毎日が普通の繰り返しです。普通に生活できることがすでに得してます。普通に感謝ですね。

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