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光はいらない #16(そのゴミは誰のゴミ)

深く暗い穴の中で
考えを廻らせる。
 
一つ 生への接触
一つ 乗り越える力
結果 それは美しい

一つ それは美しく
一つ 説得を持って見つめる
結果 生の中の衝動

など

芸術とは
そうやって
考えを廻らせる時間をもたらしてくれる。
一銭にもならない
そう多くの人には共感できない
自分だけの純粋な考え。

その考えはどこかに消えてもいい。
考えたんだ という心を軸にして
まっとうな人間が出来上がっていくのだと
そういう力を
芸術は持っているのではないでしょうか。

私は深く暗い穴の中で
考えを廻らせるのです。

春の陽は
まだ差し込まない。
廻らせるのに
光はいらない。







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