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非常識 #19(そのゴミは誰のゴミ)

2023年 4月。

週に2日のペースで男の行動は再開している。
何故ならまだ
捨て置けぬのである。

いや、捨て置け無いから続けるのではない。
義務感で続けるのではない。

始まっているのだから
終わりまで続く
ただそれだけ。

終わることには違いないが
終わりを決めてはいない。

自分を取り巻く状況を想像して終わりを描いても
そこには少しの真実も無い。

想像ができる物事は所詮想像できるもの。

「想像もつかなかった」

という発見を人生に与えるくらいに

芸術をみつめる人の行動は
非常識。

美しいと思う心と
掴みたいと進む冒険心が
ただ非常識と結びつくこともある。

終わりを想像するのではなく
現実を改造する術を得ようとひたむきに続ける。

始まりから終わりまで
その長さは誰にも決められない。
決めさせない。

何処かで誰かが
結果を急いでいる。

得たいものも
分かっていないのに。

途中とは
かくもいい響き。
非常識の中で常識を俯瞰する。
私も少しは
そちら側。






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