無題
ちょっとテンション変えて,ご心配おかけしない程度に記す
例えばお医者さんなど医療現場の方々は,日々人の健康のために尽力すると同時に隣り合わせにある死とも日常的に触れ合っているのだろう
弁護士は,日々人の幸福のために尽力すると同時に隣り合わせにある紛争とも・・・って思いついたのは置いといて,まあ「死」には触れない
「死後」の相続は「事件」となっていくけども,当の人はすでに亡くなっていたりする
弁護士の仕事は幅広く,多様で,通常行っている子育て世代の夫婦の離婚事件なんかは,子育てをめぐる紛争であっても,「死」とは無縁なことが多い
でも,珍しく扱っていた案件で,ちょうど訪れてしまった
縁あって数年,他人なのに「サポート」と称してかなり踏み込んでいく
これが,民法が定める成年後見制度の仕組みだ
契約社会において,人生を全うする最期まで,自立して生き抜くために制度がある
家族などの誰かに依存しすぎないから,家族が救われるのである
家族よりも近い立場に携わっていって,どうしてこんなにドライでいるものなのか
それはひとつのライフイベントであるのに,やはり仕事なのだと思う
仕事として連絡を取る方々も全部仕事だ
多くの人間の仕事の狭間に,ひとりの人生が天寿を全うしていく
そこから感じるものも多いのだけど,同じ現象が身近なところで起きるとどうしてこうも別次元のごとく響くのだろうか
まして親子だったら
子を亡くすという筆舌し難い喪失体験が当然身近にある
それでも子を想うのである
そして,親として成長していくことだってある
まだ,親が健在な身としては,贅沢にも時たま(ただし頻度は減ってきた)未だに親とケンカまでできてしまうけども,アラフォーともなると,すでに親を見送っていたりするし,親世代がそのさらに先代を見送っていくことを見てきた
否応なしに大人になる
という
子どもというのは,幼年期だけではなく,親を思い続ける限り子どもなんじゃないだろうか
何歳になっても,親からしてみればわが子は愛おしい子どものまま,健やかに成長すること,穏やかに生きることを祈願していく
親権なんて,もうすぐ18歳で消滅するもの
15歳の時点で,親権は縮小し,大人になる過程にある子どもが自立していく
母体から誕生した瞬間から,子は,別人格だ
育つには,親に依存しなければ生き抜けないほどか弱いが,親から独立して自立した大人に向かって成長していく
そういう子が育つまでに市民生活上の不便がないように親権制度がある
親が法定代理人となって,市民活動をサポートしていく
そんな親権ぐらいで,親子が親子であることを制御してなるものか
親子は一生なのである
子を想い,親を想う
そういう関係性を制度が壊すようなことがあってはなるまい
民法は,親子であることを親権の有無では否定せず,扶養義務も相続関係も影響しない
なのに
どうして,非親権者の親らしさはことごとく傷つけられるのだろう
本当に怖いのは,民法や制度なんかじゃなく,社会の意識
常識として疑わない観念
ひとり親という言葉が生み出すもの
こんなの単独親権制の日本にしかあり得ない言葉なんじゃないだろうか
あれ,何だ,結局共同親権のことを考えちゃった
そんなてんやわんやであちこち電話対応していく時の記事
田中さん,ありがとうございます!!
11/27 クロストークが楽しみです
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田中さんとの出会いから,これまでのオレンジアクションを振り返っていきたい!!
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