見出し画像

実店舗のBARが「オンライン飲み会を主催してみた」#2 ~コロナ後~


【前置きです】
 前回の#1から、はや一カ月と10日ほど経ってしまいました。
 その時の感想は『オンライン飲み会の有料化は難しい』でした。

▼実店舗のBARが「オンライン飲み会を主催してみた」#1 ~有料化への道~

 2月の後半の時点で、関東や北海道でコロナ感染のニュースが流れていました。
 なので前回の記事の内容の試みは、勿論コロナ騒動が酷くなった時を見据えてのものでした。

 とは言え「人が出掛けれなくなる。そんな事もあったりして」ぐらいの軽い考えでした。
 今思うと完全に読みが甘く、もっと1カ月も2カ月も前から必死にオンラインのチャレンジをしておくべきだったと後悔です。



コロナショックに弱い実店舗ビジネス


 そして今。
 まさにコロナ騒動が日本全体へと広がって。

 感染者が佐賀県は16人と、全国的には多くはないですが、今後どうなるかはまったくわかりません。
 日本中が厳戒態勢の緊急事態宣言。
 当店も17日から、店内の営業はストップすることにしました。

 実店舗のビジネスとは、何て脆いのだろう。と思い知らされています。

『人が店に来てくれること』が前提になっているので、『人が出掛けれない』なんて状況を想定できていないのです。



今、うち(飲食店)に出来ることはなんだろう?


 全国の色んな飲食店の取り組みが、ニュースやSNSで入ってきます。

・ランチ営業を始めてたり
・テイクアウト
・デリバリー
・やっぱり今まで通り夜営業を続けていたり…
・自粛休業だったり


 「テイクアウトは、何かしらしたがいいんだろうな」

 と考えている内に、もの凄いたくさんの店が一気にSNSなどで、「テイクアウト始めました!」で溢れ返るようになりました。

(完全に乗り遅れました。笑)

 いくら在宅が増えて、テイクアウトに需要が増えてると言っても。
 もともとそこを主戦場にしていた店もたくさんあるわけで。

 そこにさらにたくさんの居酒屋、レストランバー、料亭が、色とりどりの素敵なメニューで押しまくっています。


「うーん、とても僕に勝ち目があるように思えない…」


 完全に白旗です。
 もうむしろ戦うより、応援です。笑
 SNSで見かけたら、なるべくシェアをするようにしています。

 あ、とは言えテイクアウトもする予定ではあります。
 お酒の量り売りの申請も、出し終わっています。

 この辺の話は、また最後当たりに少しだけ。
(詳しくはまた別の機会に)



オンラインでオフラインの価値を再現できるか


 店内の営業は完全に休業しております。
 が、毎日お店に行ってはおります。
(車で向かうので、誰ともまったく会いません)

 何のために?ってなりますよね。

 店に行き。
 パソコンを広げ、店内でzoom(ビデオチャットアプリ)を開いています。
 毎晩同じ時間帯20~24時で開き放しにしています。


 何をしようとしているのか。何となく伝わるでしょうか?
 今まで店内でやっていたことを、オンラインで再現しようとしているのです。

 アイデアとしては少し前から思ってましたが、実際に取り組み告知するのは少し勇気が要りました。
 バカにされるかも。とも思いましたが、失敗してもいいので何事もチャレンジです。


 今の時点ではお客さんからは、お金をいただいてはいません。
 一定数まで広めるのが先なので、最初は無料でやっています。

 zoomを有料アカウントに変えたので、むしろその分がマイナスです。笑
(プロアカウント、月額2,200円)


 毎日同じ時間帯に開きっ放しにすることで、

・好きなタイミングで参加できる
・好きなタイミングで退出できる

 これが普通のオンライン飲み会との、一番の違いだと思っています。
 普通のオンライン飲み会だと、参加者が全員ゲスト状態ですが、僕が常にホスト側であること再現していこうと思っています。

・オンラインなので、コロナを気にせずに人といくらでも話せる
・常連さん同士のコミュニケーションの場を復活させれる
・家から参加なので、平日でも時間が空けばいつでも気楽に参加できる
・他県に行った常連さんとも、一緒にコミュニケーションできる

など今のコロナの中だと、むしろオンラインを使ってしか補えない部分があります。

 オンラインbar。

 というわけです。



さてオンラインbarでどうマネタイズするのか


 結果が出ないまま、リアルタイムの出来事を書いているので。
 素敵なオチがあるかは、今の時点ではわかりません。笑

 なのでこの記事は、今日の所はこのあたりで終盤です。
 ただ今後の狙いだけは、ここに書いておきます。


 オンラインbarに参加してくれている方には、
「最初だけ無料です」
「ゆくゆくは1回120円にします」
 と伝えています。

 ジュース1杯分、という感覚なら気軽に参加出来るかもと考えました。
 そして、このオンラインに頼る状態は長く(1年以上)続く可能性があるので、出来る限り安く設定しました。
(この予想が大きく外れて、早く店内営業が元に戻るのなら、それはそれで万々歳です)


 もちろんこの120円だけでは、固定費の維持にはまったく追い付きません。
(1日30人来てもらっても、3,600円!!笑)


 なので、これをベースにしてどう展開するのか、を色々と考えています。

・1カ月間のサブスクを販売する(例えば1,200円)
・オンラインで参加してくれている人へ、ウイスキーの量り売りを宣伝して、定期的に購入してもらう
・同じくオンラインで参加してくれている人へ、テイクアウト料理を宣伝して予約をとって販売する
・カレーを仕込みの段階から配信して、夕方までにテイクアウトで購入してもらい、夜はそのメンバーでカレーを食べながら飲み会をする
(カレーを物としてではなく、夜の飲み会もセットで共有体験として販売する。カレーはあくまで例で、なんでもあり)

などなど。


 つまり僕が狙おうとしているのは。

 コロナのせいでコミュニケーションの場が絶たれた。
 物だけでも販売しよう。

 ではなくて、先に可能な限りオンライン上でコミュニケーションの場を再現しよう。
 その上で、その中で物(お酒や料理)を販売しよう。

 です。


 うまくいくかはまったくわかりません。
 仮に狙いが悪くなくても、これを実行実現できるだけの腕力が僕にあるのかが怪しい気はします。

 しかしいつまで続くかわからない、このコロナの暴風雨。
 手探りですが、チャレンジを続けます。


 ではでは。
 本当に長々と読んでいただき、ありがとうございます!

 今後も

・小規模飲食店
・個人経営者
・地方(佐賀)

 視点からの記事を、投稿していきたいと思っています。
 少しでも面白いと思ってくれた方は、いいねやフォローをよろしくお願いします!

 更新のエネルギーとなって、頻度やクオリティーがだだ上がりすること間違いなしです!!笑

 また次の投稿でお会いしましょう^^
 ありがとうございました。

 そいぎまた!

ーーーーーーーーーー  ただ今コロナの荒波の中、ひたすら潜水中です。息継ぎしようにも波が激しくてあp@ぷです。  色んな方からの酸素補給(応援)が細く長く必要です。  もう少し泳がせれば、面白い動きをするかもしれません。  どうぞよろしくお願いします! ーーーーーーーーーーー