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実店舗のBARが「オンライン飲み会を主催してみた」#1 ~有料化への道~

【※4/14追記】
 コロナ騒動が深刻化してきて、「今すぐにでもオンライン飲み会で収益を上げたい!」と思っている方へ。
 残念ながら、この記事を書いた段階での結論は「オンライン飲み会を有料化は難しい」です。
 それを踏まえた上で、お読みください。

 佐賀という田舎で、コロナ感染者の数は多くはないですが、夜の街はどこも閑散としています。
 直接の収益化は難しくても、何かしら今後の営業に生かせないか僕も模索中です。
 この記事が、あなたのヒントになれれば嬉しいです。

 きっと大変だとは思いますが、一緒にがんばりましょう!

【前置き】
もしも「有料化?聞いてないよ?!」と思った常連さんがいたら

 「ごめんなさい」笑

 一応、正直に「ゆくゆくは会費制にしたいと思っています」
 と伝えた上で
「自分も含めて慣れるまで、無料でOKですのでみんなで練習がてら楽しみましょう」
 と勧誘しているので、僕の中ではこの『会費制=有料』という意味で使っています。
 もしきちんと伝わっていなければごめんなさい。

 そしてそもそも「オンライン飲み会に誘われていない」という方がいたら、そちらもごめんなさい。笑
 ぜひ次回は参加してみてください。


1.『オンライン飲み会』って何?


 オンライン飲み会とは、
『参加メンバーが家に居ながら、パソコンやスマホのオンラインで、ビデオチャットしながら行う飲み会』のことです。

 宅飲みの進化バージョンと言った感じです。

▽オンライン飲み会のメリットは
・自宅で気軽に参加できる。
・お店を使うよりリーズナブル。
・遠くにいる人とも一緒にコミュニケーション出来る

などが主なものでしょうか。

▽『zoom』という、元々は会社のオンライン会議のためのアプリを使います。
・基本は無料でも使える。
・同時に100人まで同じ部屋を使える。
・音のタイムラグも少なく、自然な会話が出来る。
・ビデオチャットしながら、文章のチャットが全体、個別、どちらも出来る。

 といった感じで、かなり優秀で便利なアプリです。


2.常連さんに『オンライン飲み会』を勧誘してみた反応


 「面白そう!新しい!」
という方もいれば、
 「うーん、ちょっとそういうのは…」
といった方も、どちらもいらっしゃいました。

 もちろん好みがあるものだと思うので、無理強いはしません。

▽今回、20人に声をかけてみた結果。
・すぐzoomのインストールをしてくれた人…10人
・まだインストールはしてないけど興味をもってくれた人…5人
・興味なさそうな人…5人
・実際オンライン飲み会に参加してくれた人…6人
(告知は5日前、日曜日20時~22時に開催

 呼び掛けをしてみた結果、とりあえずこんな反応でした。


3.「実際オンライン飲み会をやってみた」


 実は僕もzoom初心者です。笑

 まだわかっていない機能がちょこちょこある中で、スタート。
 参加してくれるとわかっていた方の何人かとは、事前に一対一でビデオチャットをして、軽く練習もしました。


 告知をして参加メンバーもだいたい決まって。
 さて当日。

 意味があるのかないのかはわかりませんが。
 その日お店は休みだったのですが、僕は一応いつもの制服に着替えて出勤。
 お店のカウンターに立って、スマホをスタンドに立ててセット。


(ここに写真があればいい記事になるなぁ。笑)


 「参加するお客さんが、少しでもお店に来ている気分になればいいな」
と思って、そうやってみたのですが、果たして効果があったのかは微妙です。笑
(※何故ならば、ビデオチャットだと画面の何分割かの1つの背景が、お店になるだけなので)
(※家でダラリとするよりは、意気込み的なものは伝わるかも?)

 

 開始の20時より数分前から、ミーティング室を開始。

 参加者の方が1人、また1人と入室してきました。
 みんな初心者なので、入る瞬間だけカメラがオフになっていたり、少し戸惑いも見られましたが、入室した後は問題もなくスタート。

(zoomはただ話すだけなら、まったく使い方がわかっていなくても誰でもすぐ出来ます)


 実際やってみての気付きや感想は、

・知り合い同士のメンバーだと、とりあえず問題なく楽しく会話スタート出来る。
・同時に誰かと誰かが話すと、さすがに聞き取れないので、参加者みんながそれぞれかぶらないようにする配慮は必要。
・スマホだと同時に1画面に写るのは4人までで、残りの人は隣の画面になる。
(画面は横が見やすいかも)
・ホストは参加者の名前を自由に変えれる。
(勝手に名前のあとに@ほろ酔い、と付けたりするのは笑いが起きて楽しい)
・イヤホン組は便利そうだった。中でもBluetoothイヤホンはめっちゃ便利。
(途中で冷蔵庫に取りに行く時でも、会話を聞き続けれる)
・zoomは無料版だと3人以上の会話は40分で一旦切れるはずだったけど、初回特典なのか無料で延長してくれた。
・どこで閉めればいいのか、切りどころが難しいので、最初から時間を決めておくのがいいと思った。
(今回は参加者の1人が充電切れそう、のタイミングが最初に言ってた時間に近かったので、そこでお開きにしました)

とこんな感じでした。


 終わってから知ったのですが。
 この機能便利だな、と思ったのは

『ブレークアウトセッション』です。

 この機能を使うと、参加者同士をいくつかの少人数のグループに分けて、話すことが可能になります。
 例えば参加者が12人で、最初は全員でワイワイ話していて。
 途中で3人ずつ、4グループに分かれてトークしてもらって。
 そのあと、また全員で、というのが出来そうです。

 さすが会議アプリ!
 グループごとに討論して、全体で発表!みたいな流れなのでしょう。


4.さあこの『オンライン飲み会』を有料化できるのか?


 結果を先に言うと、率直の僕の感想は

「厳しそう」です。笑

 楽しいは楽しい。
 しかし、それはあくまで無料で仲間内でやる分には、という話です。

 これが有料であり、初対面の人も参加するような空間になった場合。
 有料と感じるクオリティまでもっていくのは、かなり工夫が必要だと感じました。


 とは言え、有料化できるパターンもいくつかあるかもしれないので、少し考えてみました。

(1)有料セミナーのように、元々有料のものをオンラインで流す場合
 飲み会の趣旨とはずれてしまいますが、何かしら有料のコンテンツをそこで流せるのなら、有料でも違和感がない気がします。

(2)勉強会、のような参加者にはっきりとしたメリットがある場合
 参加者が強い目的意識をもって参加する集まりならば、有料でもそれに見合うメリットがあるかも。

(3)有名人の人に参加してもらう
 これが簡単に出来るのなら苦労はないのですが。笑
何かしら話を聞いてみたい、一緒に飲んだみたい、と思う人が参加してくれれば価値は一気に上がるでしょう。

(4)オンライン飲み会の参加者に、実店舗の割引クーポンをプレゼント
 もともとお店の常連さんなら、有料の金額とクーポンの額が見合っていれば立派な価値になるはずです。

(5)合コン
 出会いを提供できるのなら、そこに付加価値がつくので、有料でも需要は絶対あると思います。


 僕が現実的に行える可能性が高いのは、

(4)(5)>>(2)>>>(1)>(3)

といった感じです。
 クーポンをつけたり、合コンのように出会いのコンテンツとして有料化、ならすぐにでも企画できそうです。


5.まとめ


 「実店舗が通常の営業以外で、稼げる道はあるのか」

 という問いに、オンラインではどうか。
 というチャレンジの一環が、この『オンライン飲み会』です。

 とりあえず第一回目を開催してみての、レポート#1は以上となります。


 3月ともなると、せっかく常連さんになってくれたお客様が転勤になって、遠くの土地にいくこともあります。
 今回のコロナ騒動のように、外出を控える風潮のタイミングもあるでしょう。

 そういった場合でも、みんなが気楽に集まれて楽しめて。
 そこに有料でもいいという付加価値を与えることが出来るのなら、それは飲食店の新しい可能性へと繋がるかもしれません。

 そのうちまた第二回を開いたときは、その時の感想や考えをまとめて、#2として続きを書きたいと思います。


 ではでは。
 本当に長々と読んでいただき、ありがとうございます!

 今後も

・小規模飲食店
・個人経営者
・地方(佐賀)

 視点からの記事を、投稿していきたいと思っています。
 少しでも面白いと思ってくれた方は、いいねやフォローをよろしくお願いします!

 更新のエネルギーとなって、頻度やクオリティーがだだ上がりすること間違いなしです!!笑

 また次の投稿でお会いしましょう^^
 ありがとうございました。

 そいぎまた!

ーーーーーーーーーー  ただ今コロナの荒波の中、ひたすら潜水中です。息継ぎしようにも波が激しくてあp@ぷです。  色んな方からの酸素補給(応援)が細く長く必要です。  もう少し泳がせれば、面白い動きをするかもしれません。  どうぞよろしくお願いします! ーーーーーーーーーーー