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藍で染める柄 #20

今回は縦ラインの柄をランチョンマットで仕上げる。

まずはフサ作り。w
フサを作ると言っても「布の織りを解く」と言うことなのだけど。
前回は染め終えてから仕立ての際にフサを作った。染め終えてから織を解くと染まっていない部分が白く浮き出てくる。これはこれで表情豊かで良いのだが…
今回はフサを全部藍で染めるため、先にフサ作り!
フサフサ残したい部分の内側にほつれ止めを塗り、縦糸のみをひたすら抜く。

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フサが出来たら、お次は絞り。
縦にラインの柄を施したいので…横に布を折る。
均等にジャバラにたたみ込む。

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ライン柄を入れたい部分に印付。ジャバラは広がらない様にクリップで仮止め。

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印をつけた部分を糸で縛る。

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絞り具合によって柄の表情が変わります。
ギュッとすれば「くっきり柄」、軽くすれば「ぼやけた柄」。
組み合わせで色んな柄が作れちゃう!

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絞りが完成したら、いよいよ染色。
布を水に濡らしてから、染色液にドボン!
初めは藍が染み込みやすい様に薄液で。
布が空気に触れない様に沈めながら、液の中でゆらゆらと。(約5分ほど浸ける)取り出したら陰干し。
同様に濃液でも2回ほど繰り返す。(写真は計3回の染色が終わったところ)

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さておまちかね!絞りの糸を解き広げる。(ココが一番わくわくする!)
「うん!思った感じの柄に!」
その後は広げて陰干し。

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数日したら、水洗い → 色止め → 陰干し → アイロン → 仕立て を経て…
完成!

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次回はどんな柄にしようかな?

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